2017年11月26日 アッシジの聖フランチェスコ☆☆☆☆ 於 サントリーホール
天使・・・・・・・・・・・・エメーケ・バラート
聖フランチェスコ・・・・・・ヴァンサン・ル・テクシエ
皮膚病患・・・・・・・・・・ペーター・ブロンダー
レオーネ・・・・・・・・・・フィリップ・アディス
マッセオ・・・・・・・・・・エド・ライオン
エリア・・・・・・・・・・・ジャン=ノエル・ブリアン
ベルナルド・・・・・・・・・妻屋秀和
シルヴェストロ・・・・・・・ジョン・ハオ
ルフィーノ・・・・・・・・・畠山 茂
オンド・マルトノ・・・・・・ヴァレリー・アルトマン=クラヴリー 大矢素子 小川遥
合唱・・・・・・・・・・・・新国立劇場合唱団 びわ湖ホール声楽アンサンブル
指揮・・・・・・・・・・・・シルヴァン・カンブルラン
演奏・・・・・・・・・・・・読売日本交響楽団
見たかったのに,ボケーッとしてたら完売.「完売だよ」と呟いたら「戻り席出てるよ」でなんとかチケット入手.
と言っても興味があったのは3台のオンド・マルトノ.
ところがどっこい,面白い曲じゃないですか.メシアンだけあって「極彩色,満艦飾」のオケ,どすの聴いた超低音のオンド・マルトノ,楽しめました.
とにかくオケの色彩がきれい.あたくしは「共感覚」というものを持たないのですが,この音楽は「極彩色」なのがよくわかります.
シロフォン,マリンバ,ヴィブラフォン,グロッケンと言った鍵盤打楽器がメインのメロディーを受け持ちますが,これはメシアンお得意の「鳥の声」だそうで.
オンド・マルトノ(3台)が一般的な「ウィーンウィーン」な音だけではなく,まるでコントラバスクラか,コントラファゴットのような,じゃなきゃ虫の羽音のようなすごい音を出してました.
歌手はみんなうまかった.妻屋さん,この人この間,同じ読響で「ルサルカ」歌ったばかりだよ?なんでそんなに才能溢れるの?今日も見事でした.
この作品,初演は小澤征爾,オペラ・ガルニエでした.覚えてます.小澤征爾はとにかくヨーロッパで振る前に日本で予行演習(二期会とかで)したり,誰も結果を評価できないような作品(ウィーンの「ジョニーは演奏する」とか)を演奏したがるけど,この作品はメシアンの御指名らしい.
バスティーユの再演がカンブルランで,それ以降,最もこの作品を振った指揮者だとか.
オペラで見たい.