2024年4月29日月曜日

ラ・バヤデール☆☆☆☆☆

2024年4月29日ラ・バヤデール☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

とにかく新国のコール・ド・バレエの美しさを味わうための公演.
花籠の踊りの音楽がロイヤル版(どじょう掬いがない)だった.都ちゃんの指示? 
速水くん,PDDのときのマネージ最高!.

いつもなら引退したキャラクテールクラスのおっさんが演じるハイ・ブラーミンを若い綺麗な男の子が演じていたのがちょっと違和感.でもオペラグラスで視姦してやったわ.

ゴジラ×コング 新たなる帝国☆☆☆

 2024年4月26日 ゴジラ×コング 新たなる帝国☆☆☆

ハリウッドが関与したゴジラ映画は面白くないのに,疑似科学の金字塔「地球空洞説」まで加わって,妄想もここまで行くとお笑いになるのね.

映像はよく出来てるけど.

陰陽師0☆☆☆

2024年4月26日 陰陽師0☆☆☆
夢枕獏の原作は読んだことないけど,前回の映画化のときから陰陽師が誤解され始めたように思う.土御門家世襲の陰陽師,家格も高くないから大臣にはなれないし,明治維新のときに嫡子なしで断絶,明治天皇の即位にも関わらなかったどうでもいい存在.
なぜかアベンジャーズのヒーローのように扱うけど,実態は大したもんじゃない.
ただ,清明の時代は呪詛や魑魅魍魎が跳梁跋扈していた時代.藁にもすがる感じで陰陽師に頼っていただろうことは想像できる.
漫画家が関与しているらしく「自意識」等当時は存在しなかったであろう近代の単語がたっぷり散りばめられているので時代も不明.
全体的に画面が暗いので役者の見分けがつかない.ちょっと残念な作品

2024年4月24日水曜日

異人たち☆☆☆

2024年4月23日 異人たち☆☆☆

 鋼のメンタルを持つあたくしは,メンタルの弱い人のことが理解できない.主人公アダムと同じ建物に住むハリーは「一人でいることの不安」に耐えられない.この設定がもう理解できない.同じような理由でプーランクのオペラ「カルメル会修道女の会話」も理解できない.

ずいぶん若い頃に,「欧米系白人はメンタルが弱くパニックを起こしやすい」ということを聞いたことがあるが,本当に奴らのメンタルと知能の低さは理解できない.

米国の航空機事故のVTRでも,救出されてる被害者の目が完全に逝っちゃってて「メンタル弱いな」と驚いたこともある.

だからメンヘル嫌いなアタクシには何も響かない映画だった.日本版は今でも見るたびに泣いているけど.
最後の親子の別れのシーンは泣けましたが.

2024年4月11日木曜日

テルマエ展

2024年4月11日 テルマエ展 ☆☆☆☆ 於 パナソニック汐留美術館
都内の公衆浴場でここのところこの名前の暖簾をよく見かけるので行ってみたら「東京都浴場組合」も後援に入ってた.
「古代ローマのテルマエ」はポンペイの遺跡を保管しているナポリの考古学博物館のものを中心に,日本の公衆浴場文化については国内のあらゆる博物館,美術館から集めた浴場関連の作品,ケロリン桶や中将湯の看板まで.
私の世代は「ケーロリン一服,お水でスイ,ケーロリンケーロリン青空晴れた空」のTVCMを覚えているので(歌っていたのはビンチャン,こと楠敏江)懐かしいわ.
ケロリン桶東西の違いはカランからお湯を汲む東に対し,湯船から直接お湯を汲む関西のほうが小ぶりなのだそうです.

続いて,都内最新の廃墟,カレッタ汐留へ.最近一部リニューアルして「汐留横丁」と称していますが,客数は伸びていない模様.


展望レストラン街に行っても人はいません
あっちこっち工事中
でも景色は最高

2024年3月28日木曜日

大吉原展☆☆☆☆☆

 2024年3月28日 大吉原展☆☆☆☆☆ 於 東京藝術大学美術館

いやーすごいすごい.浮世絵,美人画,人形,小道具,着物,吉原に関連するものすべてを集大成した美術展.数も凄ければ,大英博物館はじめ,芸大所蔵,東博所蔵,その他国内のありとあらゆる美術館から集めてます.集中力要ります.
今は亡き博物館動物園駅跡.
この美術館のサイトで検索すると,根津駅から徒歩での来館を奨められますが,高低差があるので,上野駅から歩くことをお奨めします.(と言っても15分ほどですが)


2024年3月27日水曜日

4月になれば彼女は☆☆

 2024年3月26日 4月になれば彼女は☆☆

どんなストレスチェックやっても「鋼のメンタル」評価になるアタクシにはきつい映画でした.登場人物がすべて

  • メンヘラ
  • 優柔不断
  • 共依存
  • 異常に自己評価が低い
あたくしはメンヘラが大嫌いで,昔アサーションセミナーを受けさせられたとき,「あ,これはメンヘラのリカバリーセラピーだな」と思い,調べたら案の定DV被害者向けのものだった.
その時の講師がいかにも「元メンヘラ」で,「こいつと一ヶ月一緒に行動したら自殺に追い込めるな」と確信したぐらい嫌いです.
だからこういったメンヘラだらけの映画見ても,面白くもなんともない.金返せ状態です.


2024年3月22日金曜日

大哺乳類展3☆☆☆☆☆

 2024年3月22日 大哺乳類展3 ☆☆☆☆☆ 於 国立科学博物館

いやー素晴らしかった.勿論ヨシモトコレクションが完全に科博に収蔵されて25周年という記念の展示も含めてだけど,その剥製多数と骨格標本,その他ものすごい数の展示だったわ.

私も現役を離れてずいぶん立つから,自分が習ったときの分類と今の分類がここまで違うとは思わなかった.最後に気がついたのはウサギが齧歯目から外れたときかしら?

分子系統学が発達し,偶蹄目は鯨偶蹄目になってるし,「原始的な霊長目」と考えられてたツパイは独立しているし,でも,たしかにクジラは偶蹄目と同じような分かれた胃を持ってるし,陰茎の形も似ているし,納得できる標本も多い.

とにかく情報量が多い展示です.心して見るように.

Dune砂の惑星Part2

 2024年3月21日 Dune砂の惑星Part2☆☆☆

きれいな映像だし,良いとは思うのだけど「やかましい」
音楽も効果音も重低音ばかりで「うるさい」
だから評価は低い

2024年3月19日火曜日

トリスタンとイゾルデ☆☆☆☆☆

 2024年3月17日 トリスタンとイゾルデ☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

休憩込みで5時間半の長丁場,でもすごかった.
イゾルデといえばトゥーランドットと同じく,スピントの効いた高音を延々と歌わなければならないソプラノ殺し.ブランゲーネもメゾの役とはいえ,よくあるテノールのファルセットみたいなメゾではなく,艶のある声が求められるし,ソプラノ並みの高音も出す.なのに主役連中の声の競演が凄かった.そして大野センセの指揮する都響の音楽も凄かった.
近来稀に見る名演奏でした.ここのところの新国,歌手がものすごく充実してるのよね.
そして演出もものすごくきれい.初演も見ているのだけど,その時は特に記憶になかったのだけど,照明がとてもきれいだった.月を印象的に見せていたわね.