劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD☆☆☆☆☆

2019年8月23日　劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD ☆☆☆☆☆

個人的には，連続ドラマより，単発ドラマのほうが好きなのだけど，この映画は連続ドラマの続編なのね．
で，予告編なんかで爆破シーンもありーので，ラブロマンスとどうつながるのか不安だったのだけど，「中国」を絡ませれば「何でも有り」になるのよね．
様々な伏線が見事に回収されるし，どんでん返しや予想外も多いのだけど，ネタバラシはやめておきます．
春たんを慕う，新入りの能天気，山田正義（ジャスティス）の過去が涙を誘います．
この映画，アドリブが多かったそうですが，春たんに纏わり付くジャスティスを「近い，離れろ」と武蔵部長が打つ叩くシーンはマジで嫉妬していたらしいです．
チャンコロ絡みで「天空不動産会長の娘」が誘拐監禁されるのですが，演じるのはおかずクラブのゆいP．
で，周りがみんな幸せになってエンドクレジット．春たんと牧は？クレジット後にありました．しかも最近泣かされた漫画，ミナモトカズキの「メルヘン課長とノンケ後輩くん」のラストと同じようなシチュエーションでこれも泣かされます．

ダンスウィズミー ☆☆☆☆

2019年8月19日　ダンスウィズミー☆☆☆☆

脳味噌使わない的な映画なんだけど，この監督さんの映画によくある「行き当たりばったりでどんどん悪い方向に進む」のが苛つきます．もう少し考えろ！，物事の優先順位つけろ！
で，インチキ催眠術師に暗示をかけられ，「いなかっぺ大将」の大ちゃんみたいに，音楽が流れると歌い踊りだしてしまうようになった，実はミュージカルアレルギーの静香．暗示を解いてもらうためにインチキ催眠術師を追いかけて日本縦断．
実は静香のミュージカルアレルギーは幼年期の学芸会の失敗にあり，実際は歌い踊るのが大好きであるから，なおさら深い暗示にかかっていると思われている．
役者が良い，癖のある名優揃い．なにしろインチキ催眠術師は宝田明．
ま，それなりに笑わせてくれます．感動はありません．

命みじかし，恋せよ乙女☆☆☆

2019年8月16日　命みじかし，恋せよ乙女☆☆☆

オペラ，バレエのシーズンが終わり，映画館は「おガキ様」と「DQN」向けの作品ばかりになり，美術館は向かうまでの道のりが暑くて，すっかり出不精になりました．
で，樹木希林の遺作です．
日本好きを拗らせた監督が，なんとかして「日本を巻き込んで」作ったような作品．
最後は「貞子」っぽく終わるのがなんだかな？
とにかくわかりにくい，説明が少ないので「何が起こった？」がわかりにくい．
ただし，あたくしが大好きなバイエルンの風景がたっぷり出てくるのが美しい．