2014年9月7日 イヴ・サンローラン☆☆☆☆
イヴ・サンローラン財団公認の映画だそうです.サンローランと,その生涯の伴侶ピエール・ベルジュとの話です.
まーーーー前からいろいろあって,コレクションのたびに「サンローラン死亡説」が出たメンヘルジャンキーのサンローランと暮らそうというのですからピエールさんは相当のメンヘラ好きなんでしょう.
ところがこの映画は1970年代後半で終わってしまいます.サンローランはその後もしぶとく生き残り,結局2008年に亡くなる.
最後のほうに出てきた1976頃のコレクションは良く覚えているし,その後数年にわたりサンローランは「フォルクローレ」のシリーズを発表していたっけ.
マリエがなぜか白塗りでおちょぼ口の口紅だったのも,そのマリエを来ていたモデルがおかっぱだったのも再現しています.
楽屋オチの話題だけど「ボアンのデザインは面白くない」というのはサンローランの後釜になって,その後長い間,退屈な作品を発表し続けたマルク・ボアンだし.「ローランは忙しくて」と言ってた「ジジ」は勿論ジジ・ジャンメールとローラン・プティ.「エスティー・ローダーとヘレナ・ルビンスタインの席は離して」も本人たち.
要所要所にカール・ラガーフェルドが出てきます.
サンローラン役のピエール・ニネ始めコメディ・フランセーズの役者さんが多く出ています.映像はきれいです.BGMのオペラ,全てカラスなのは仕方がないか.
ルル役の女優さん,どこかで見たような顔だと思ったら,ナタリー・バイの娘なのね.
途中で,日本の商社マンがコレクションを見に来るシーンがあるけど,典型的な「社畜サラリーマン」.センスのかけらも無いような糞ジジイたち.金は持ってるけどセンスの無いアジアのイエロー・モンキー.こういう連中にも売らなくちゃならないのよね.
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