2015年11月27日マリインスキー・バレエ公演 愛の伝説☆☆☆☆ 於 東京文化会館大ホール
女王メフメネ・バヌー・・・・・・・・ウリヤーナ・ロパートキナ
王女シリン・・・・・・・・・・・・・クリスティーナ・シャプラン
画家フェルハド・・・・・・・・・・・アンドレイ・エルマコフ
指揮・・・・・・・・・・・・・・・・アレクセイ・レプニコフ
演奏・・・・・・・・・・・・・・・・マリインスキー歌劇場管弦楽団
本日ゲルギーは客席にいました.
さて,マリインスキーが滅多に外に持ち出さない「愛の伝説」しかも振り付けは,その後長くボリショイの芸監グリゴロービッチ.
原作は,今はロシアとは微妙な関係のトルコ人詩人.作曲はアゼルバイジャン人.
曲調は,お隣アルメニア人(出身はジョージアだけど)のハチャトゥリアンによく似ている.1961年初演という割には古めかしい音楽.でもわけわからんツィマーマンとかベルクに比べると,一応旋律があるから聴きやすいし,オーケストレーションも面白い.
振り付けのグリゴロービッチはボリショイでハチャトゥリアンの「スパルタカス」を振りつけている.振り付けもよく似ている.
とにかく群舞が多い.しかも群舞1が終わると群舞2が始まり,次に群舞3.合間にソロのパートが入ったり,ソロと群舞が踊ったり.しかもカットビ系も多く.
全ての姿勢が「ブロンズアイドル風」なのは許しましょう.
ロパートキナはもう別格ですね.彼女が踊ればどんな作品も素晴らしく見える.まさに「ロシアの至宝」
もちろんロシアにはヴィシニョーワもザハロワもいるけど,こういったダンサーとは一線を画する雰囲気(なぜか変換できる)がある.
マリインスキーのダンサー,前回もドタキャンダンサーが多く,「オールスター(スターは出ないよ)ガラ」になったけど,今回もソーモワ,マトヴィエンコ嫁がドタキャン,テリョーシキナは遅れて参加.毎回予定通りに踊るのはヴィシとロパートキナぐらいだよ.
名作とは言いがたい作品だとは思うけど,まーったく記憶に残らない「イワンと小馬(せむしの子馬)」よりは良い作品だと思いました.
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