2016年9月22日 レッドタートル☆☆
まさにマスターベーション映画.楽しいのは作った本人だけ?
映像はきれいだけど,だったらデイヴィッド・アッテンボローのドキュメンタリーのほうが綺麗だし,「自然を綺麗に模写しました」以上のものはない.
ストーリーが,あってないようなものなのだけど,ファンタジーとリヤルの線引きが中途半端で,ファンタジーならファンタジーでリヤル感をなくしてほしいのに,微妙にリヤル感がある.
ま,嵐で島に流された男が,脱出を試みるも,なぜか赤い亀に邪魔され,頭にきてその亀を殺すと中から女が現れ,一緒に生活して子供が生まれて,子供は成人して亀に乗って島を出て,男は歳をとって死に,女は亀に戻る.だけの話.
セリフは全く無いけど,「なんでそこで言葉を発しない?」なシーンがいっぱいあるからそれが却って不自然.女は亀の精だから話せないにしても,子供との意思の疎通には言葉がないと不自由するだろ?こいつは聾唖者か?と思ったけど,音には反応してるし.
絶海の孤島に漂着したら,普通は「飲料水,食料,寒さ対策」が一番の問題のはずが,そのへんはサラッと.男も女も子供も服は着ているし「どうやって作った?」
小屋ひとつ作ろうとしないで砂浜に寝てるし,火が燃えるシーンも一回しかでないし,どうやって火を熾した?
その辺が無視できないような作りになっているからものすごく不自然です.
潮がサーっと引いて津波が示唆されるシーン,日本人なら「津波が来る」と逃げるはずだろうけど,欧米人には通じないのか?おまけに津波が来てもボーーーーっと突っ立ってる.
だから感想は「で?」
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