そういうオペラをたまたま全曲できいてみたら,まーーーーーーったく面白くない,というのがよくある.
こう言う「こう言うコンサートピースとしてだけ歌われる曲」をあたくしは「奇跡の一曲」と呼んでいるの.たしかにそのアリアは銘曲なんだけどね.
- シャルパンティエ,ルイーズから「その日から」
学生時代たまたまFMで全曲を聴いたことがあるの. ( ゚д゚)ハァ??なぐらいの駄作.はじめから最後まで,例のホルンの「パカパカーンパカーン」が鳴っているだけ. - カタラーニ,ワリーから「さようなら,ふるさとの家よ」
これもきれいな曲なんだけどね - マニュエル・ペネーリャ,Don Gil de Alcaláからハバネラ
カバリエやドミンゴと言ったスペイン系の歌手がよく歌う名曲なんだけど,全曲通しで聞くと,所詮はサルスエラ.
逆に,このアリアさえなければというオペラもある
- ドリーブ,ラクメから「鐘の歌」
オペラ史上に名高い超絶技巧曲.あまりに超絶技巧なため,まともに歌えた歌手なんて,サザランド,グルベローヴァぐらいしかいないと思う.ところが「ラクメ」というオペラは実によくできた名作オペラなのです.「鐘の歌」なんていう妙な曲さえなければ,普通のリリコ・レッジェーロで十分歌えるオペラです.あたくしは,デジレ・ランカトーレが「スロベニア国立マリボール歌劇場」という恐ろしくローカルな劇場と来日したときに見ることができました. 鐘の歌をスキップすれば「ラクメ」を持ち役にできる歌手はいっぱい言うと思うのだけど.
Zap
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