2020年12月5日 こうもり☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス
アイゼンシュタイン・・・・・・・ダニエル・シュムッツハルト
ロザリンデ・・・・・・・・・・・アストリッド・ケスラー
オルロフスキー公・・・・・・・・アイグル・アクメチーナ
アルフレード・・・・・・・・・・村上公太
アデーレ・・・・・・・・・・・・マリア・ナザロワ
フランク・・・・・・・・・・・・ピョートル・ミチンスキー
フロシュ・・・・・・・・・・・・ペーター・ゲスナー
指揮・・・・・・・・・・・・・・クリストファー・フランクリン
演奏・・・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団
何回も見ているプロダクションなのに,今回は感動しました.一番はオルロフスキー公のアクメチーナ,非常に綺麗で強い声でズボン役にハマってました.ロザリンデはチャールダッシュの最後の音が短くて聞き取れなかったけど,後は十分.アデーレは声も良いけど,表現力が良かった.アルフレードはまさに「やかましい」ほど歌ってくれたし.
フロシュは本業が俳優らしく見事におバカを表現していました.日本でも二期会で坂上二郎さんが演じていたように思います.
今回は10列真ん中と良い席だったので,オペラグラスを殆ど使わずに舞台を見ていたのだけど,「こうもり」自体が書かれたのはアール・ヌーヴォーの時代だったけど,アールデコをイメージした,美しい装置と衣装だったのよね.エイグレットを着けた御婦人方.しかし装置は曲線模様が多くアール・ヌーヴォー的な.
さて,このオペラ,ウィーンのシュターツオーパーもフォルクスオーパーも日本で上演するときには日本語のくすぐりを入れるのがお約束で,今回もちょこちょこ日本語が入りました.ルナール候爵に扮したアイゼンシュタインとシャグラン騎士に扮したフランクにオルロフスキーが「お国の言葉で話しなさい」と言うと「アザブジュバン」「それは日本語」みたいなのもありましたが,シュリヴォヴィッツが全部「焼酎」になっているのはいささか萎えるかも.
ウィーンのカフェで「シュリヴォヴィッツ」を飲んだときの感動は忘れないけど.
再演が待ち遠しい.
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