2021年7月10日 スーパーノヴァ☆☆☆☆
20年一緒に暮らした同性カップル,ピアニストのサムと作家のタスカー,久しぶりにサムの姉の家に車で旅行.でもなにか変
実はタスカーは認知症を煩い,自分が悪化している認識がある.一方のサムは,ピアニストのキャリアを捨ててもタスカーの人生を背負込む覚悟はできている.
そして,タスカーはこの旅が終わったら,自分をコントロールできるうちに人生を終了しようと考えていた.
しかし,サムの必死の説得で,二人は残りの人生も二人で過ごすことを決めた.
エルガーの「愛の挨拶」が,「タスカーは好きな曲なのに,サムは一度も引いてくれなかった」というが,クレジットの前,コリン・ファースが自ら「愛の挨拶」をピアノで弾くシーンがある.
地味に泣ける映画です.都内でも2館しか上映されてません.観客は同じような近未来を考えているであろう,中年以降のゲイカップルらしき人が多かったです.
タスカーが自死用に準備していたのが「ペントバルビタール」(通称ネンブタール)という,今では入手困難な睡眠薬なのがちょっぴり時代錯誤.
タイトルの「スーパーノヴァ」は,タスカーが自分を,消え去る前の一瞬の煌き状態にたとえて.
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