くるみ割りにんぎょう☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス
クララ・・・・・・・池田理沙子
王子・・・・・・・・奥村康祐
指揮・・・・・・・・アレクセイ・バクラン
演奏・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団
いや,楽しかった.このプロダクション,文句言う輩が多いのだけど,ストーリーがしっかりしているので楽しめます.今日は大好きな康祐くんが王子様だし.
まず,指揮のバクランに星5つ.ライモンダの時もそうだったけど,とにかく舞台を引っ張って行く名指揮者.しかも,バレエ臭い(一瞬の溜があってジャンみたいな)演奏もない.
指揮者のすぐ後ろの席だったのだけど,バクラン,楽譜もオケも殆ど見ないで,ずーーーーーっと舞台を見ながら振ってる.
ヴァリアシオンの合間のレヴェランスの時はひたすらオケと会話している(ジェスチャーで)「今のコーラングレーソロ良かったよ.Vnのハーモニクス綺麗だったよ」みたいに.
残念ながら少年合唱はPA経由でしたが,バクランの様子を見ると,影コーラスだったみたい.
スペインの踊りの中島瑞生くん,ロシアの踊りの小野寺雄くんなどの「新人イケメソ」も見られて眼福眼福.
あたくしは結構好きなプロダクションです.
追記
以前の芸監,ビントレーは浮世絵好きで「パゴダの王子」に歌舞伎の手法である「振りかぶせ」「振り落し」を使っていましたが,本プロダクションにも振りかぶせと振り落としが使われていました.