2022年10月29日土曜日

シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ☆☆

 2022年10月28日シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ☆☆

アメリカ映画かと思うぐらいイライラする映画.選択肢がいくつかあったら,必ず最悪のを選ぶ展開.
ブリアナ・ギガンテも出てるけど,海外版でも出てるのかしら?日本版だけのサービスなんじゃないの?
東京でのゲイゲームに参加するために飛行機に乗ったゲイの水球メンバー「ロシア」と思われる乗替地のホテルで,「ホモフォビアの国だから,外出禁止」と言われながらもゲイ向けマッチングアプリで男を漁る.
ところが相手は「ゲイ狩り」のためにマッチングソフトを使っていたし,ゲイの「矯正施設」に突っ込まれたり,麻薬所持で警察に捕まったり,「わざと?」と思うことも多い.
実際のロケはウクライナで行った模様.

それより,上映劇場の新宿武蔵野館,きれいにリニューアルしたのね!上映前30分は時間潰せます.

2022年10月27日木曜日

平成中村座十月大歌舞伎☆☆☆☆☆

 2022年10月26日平成中村座十月大歌舞伎☆☆☆☆☆

第二部

綾の鼓

唐茄子屋 不思議国之若旦那

中村座の定式幕は黒白柿.歌舞伎座は森下座(黒柿萌黄)国立劇場は市村座(黒萌黄柿)です.
綾の鼓,華姫を演じた中村鶴松,中村 莟玉くんを始めてみたときと同じときめきを感じました.美しいし,同じく部屋子出身.素顔もイケメソ.年齢もほぼ一緒.推しておこう.
唐茄子屋は,落語の「唐茄子屋政談」と「不思議の国のアリス」を元にクドカンが書いた新作.
流石はクドカン,台詞回しのくどさ,やたら多いセリフ,モンティ・パイソンを思わせる不条理な笑い.
感動されて一文無しになった若旦那を拒否する七之助の大夫が,第二形態になって「触らないで!!」とか,アリスよろしく,饅頭を食うたびに大きくなったり小さくなったりとか坂東新悟が大夫とバカ旦那を演じ分けたりとか,とにかく楽しい.
帰りに夜の浅草寺を歩きましたが,ライトアップが美しい.


2022年10月24日月曜日

RRR☆☆☆☆☆

2022年10月24日 RRR☆☆☆☆☆

 バーフバリの監督さん最新作,テグル語のインド映画です.

  • 怪力マッチョのお話
  • 勧善懲悪
  • 意味なく歌い踊る
  • 恐ろしいほど信じられないストーリー
  • でも楽しい
映画でした.最初の方は,主役二人の顔の区別が付きませんでしたが,だんだんわかるようになってきます.
おすすめ.

ジゼル☆☆☆☆☆

 2022年10月23日 ジゼル☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

ジゼル・・・・・・・・米沢 唯
アルブレヒト・・・・・渡邊峻郁
ヒラリオン・・・・・・中島駿野
ミルタ・・・・・・・・根岸祐衣
指揮・・・・・・・・・アレクセイ・バクラン
演奏・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

吉田都ちゃんの演出による新制作.装置,衣装などは極めてオーソドックス.振り付けも殆どプティパを踏襲している.(そもそもパリで初演されたジゼルだけど,20世紀まで残っていたのはロシアだけ,そのロシア版はプティパが改定しているから,ディアギレフによって欧州に里帰りした時「こんな素晴らしいバレエがパリにあったのか」と驚いたという)
まず名指揮者バクランさんの登場に場内割れんばかりの拍手.ロシアによるウクライナ侵攻があった時,比較的早く「バクラン氏はモルドバに逃げた」という情報はあったけど,コロナも落ち着いてきてピットへ.この人本当に楽譜より舞台観ながら振るのよね.それでいてバレエ独特の不自然なタメは感じないの.ジゼルのヴァリの時,オケはロシア風にグロッケンかぶせてたけど,個人的にはあそこはグロッケン無しのほうが好きです.都ちゃんと同じように踊ってたけど,ザハロワみたいに最後迄片足で跳んでほしかったかも.

さて,二幕.エストニアの「十字架の丘」をモチーフにしたという舞台装置,「ジゼルの墓,地味すぎね?」な感じはあるけど,ミルタが登場しものすごいきれいなパ・ド・ブレで漂うかのように登場.ミルタ役の根岸さんは,バレエ留学やコンクール入賞の経験もあるけど,ANAだかでCAさんやってた人,バレエへの夢捨て難く,オーディションを受けて入団した人.大柄で体格も良いので,ミルタにはぴったりだけどジゼルは無理かな?
コール・ド・バレエが出てきたらまー流石は新国のコール・ド美しい美しい.鬼火はしょぼかった以前の演出と違い,鬼火というより遠雷の雰囲気.
ベール引き抜きの瞬間,ドキリとすることが多いのだけど,都演出ではかぶったまま躍り,一回ハケたときに外して再登場の安心バージョン.
アラベスクの姿勢で片足ぴょんぴょん交差するシーン拍手喝采だった.マールイでは必ず拍手だけど,新国のジゼルでこの場面で拍手は初めてか?

渡邊くんのアシストも見事で,唯ちゃん本当に浮いてました.
そして,渡邊くんのアントルシャシス「もう良いから」って言いたくなるぐらい延々としてました.
最後はジゼルは割とあっさり地下に沈み,アルブレヒトが墓に縋ってなく終わり方でしたが,個人的には,スカラ座の,迫りでゆっくりゆっくり沈むジゼルに延々としがみつくような,引っ張ったエンディングが好みです.

終わってみれば感動的な公演でした.

気候が良かったのでHubのテラス席も賑わってました.
すっかり秋の雲ですね.


2022年10月4日火曜日

ジュリオ・チェーザレ☆☆

2022年10月2日 ジュリオ・チェーザレ☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

ジュリオ・チェーザレ・・・・・マリアンネ・ベアーテ・キーランド
クーリオ・・・・・・・・・・・駒田敏章
コルネーリア・・・・・・・・・加納悦子
セスト・・・・・・・・・・・・金子美香
クレオパトラ・・・・・・・・・森谷真理
トロメーオ・・・・・・・・・・藤木大地
指揮・・・・・・・・・・・・・リナルド・アレッサンドリーニ
演奏・・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

んーーーーやっぱバロック苦手だ.レチタティーヴォ・セッコが弦楽なのでチェンバロ伴奏の「何も無理して歌う必要ない」レチタティーヴォよりは耳あたりは良いし,メロディもきれいだけど,最後までは聞けなかった.

延々と続く歌詞の繰返し,編成の小さいオケ.ま,オペラ座のプログラムレンタルだからそれなりに出来は良いけど.

日曜日は「げんちゃんお休みなので,中華で.