2023年4月14日 パリタクシー☆☆☆☆☆
本当,おフランスってこの手の洒落た映画がよく出てくるのよね.
一人暮らしが大変になって老人ホームに入ることになった92歳のマドレーヌを,パリ東部住宅地から,西部のホームまで送ることになったタクシー運転手のシャルル.暇なし金無し免停寸前.
またマドレーヌという婆さんも曲者.あっち寄れこっち寄れとうるさいが,そのたびに分るマドレーヌの凄惨な人生.
- パリ解放後17歳で米兵との間に父無し子を妊娠シンママに.
- 結婚するもDV亭主,自分の子供にまで手を出されて切れる
- DV夫を睡眠薬で眠らせ,溶接職人である夫の溶接バーナーでアソコを焼く
- 懲役25年を受けるも,情勢が変わり(女性の人権が尊重され始める)15年で出所
- 弁護士を目指すと言ってた息子は大学を中退して政治カメラマンとなりベトナムへ行き戦死
シャルルの信号無視で尋問を受けるも,「このドライバーは孫,自分の命は長くない,それを知った孫が動揺して信号を見落とした」と泣落しで逃れる
そんなこんなでほぼ一日寄り道をしながらホームに送る.
そんなこんなでほぼ一日寄り道をしながらホームに送る.
シャルルが自分のパートナーと娘を連れて,マドレーヌに会いに行くと,マドレーヌはすでに亡くなっていた.そしてマドレーヌの公証人から手紙を受け取る.そこには感謝と,家を売った遺産を全部シャルルに贈与するとあった.
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