2020年2月22日土曜日

ミッドサマー☆☆

2020年2月21日 ミッドサマー☆☆

メンヘラ女にとりつかれた人類学だか民俗学だかでDr取ろうとしている男が,スウェーデン人留学生に誘われて夏至のスウェーデンへ.そこはアナ雪2」のような世界.ただし「にっこり笑って人を殺す」ような怖いところ.次々に消える外国人観光客.メンヘラ女はその世界に染まっていく.
ん〜〜,会ってもおかしくはない話だけど,この手のカルトがあるとしたら,むしろアメリカ国内よね.ま,スウェーデン側からの制作なので問題ないとは思うけど.
第一90年に一度の祭りなんて,だれも「前回の記憶」をもたないから設定に無理があるし,スウェーデン人留学生の両親は「前回の祭り」で生け贄にされたらしいなら,もっと頻繁に開催されているだろうし.所詮歴史も文化も持たないアメリカ人じゃ,想像も創造もできないのよね.
「トランキライザー」や「睡眠薬」 が必須栄養素になっているアメリカ人とはお友達にはなれないわね.

2020年2月14日金曜日

東京国立博物館 出雲と大和☆☆☆☆☆

2020年2月14日 東京国立博物館「出雲と大和」☆☆☆☆☆

 いやーーーー面白かった.出雲大社は2回も行ってるし,県立の博物館で色々見たし,お腹一杯と思ったけど,やっぱり日本はすごい,出雲,大和で見るもの大杉.
仏教が入ってきてからの「仏教美術」は凄いけど,それ以前の神話神道時代の日本が本当に面白い.
おすすめ.
帰りに,博物館前の噴水のところで,岩倉高校の陸上部男子が,突然の生着替え.ムダ毛のまったくないオコチャマ体型を晒して,タンクトップ短パンへ.
あのね,男子はあまり気にしていないようだけど,男子狙うヲカマも多いのだから,女子並みに気をつけてお着替えなさい!

2020年2月13日木曜日

セルビアの理髪師☆☆☆☆☆

2020年2月11日 セビリアの理髪師☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

アルマヴィーヴァ伯爵・・・・・・・ルネ・バルベラ
ロジーナ・・・・・・・・・・・・・脇園 彩
バルトロ・・・・・・・・・・・・・パオロ・ボルドーニャ
フィガロ・・・・・・・・・・・・・フローリアン・センペイ
ドン・バジリオ・・・・・・・・・・マルコ・スポッティ
ベルタ・・・・・・・・・・・・・・加納悦子
指揮・・・・・・・・・・・・・・・アントネッロ・アッレマンディ
演奏・・・・・・・・・・・・・・・東京交響楽団

はっきり言って「同工異曲」の大量生産でしか無いロッシーニにあまり興味もないし,このプロダクションもそれほど好きではなかった.
しかし,脇園彩というロジーナが出てきたら違った.他の歌手も含めてアンサンブルは最高だし,脇役に近いベルタさえもきちんとソロを歌っていた.まさに歌手同士がシネルギストとなり,最高の歌唱を聞かせてくれた.
一幕は超大で退屈するけど,二幕になると,とたんにドリフ劇になり,なんとも楽しい.その中でもアンサンブルはしっかりしている.
脇園彩,覚えておこう.とても才能ある歌手だ.レッジェーロもきれいに決まっていたし.
毎回思うのだけど,ペンキ塗りの若い職人役がいつも可愛いのよね.
 今日もお昼は築地食堂源ちゃんの「ぶり大根定食」
 オペラシティのトイレの案内は,フォーマルをお召しになってます.

2020年2月5日水曜日

この世界の(さらにいくつもの)片隅に☆☆☆☆☆

2020年2月4日 この世界の(さらにいくつもの)片隅に☆☆☆☆☆

3時間近い上映時間なのに,全く退屈しません.前作「この世界の片隅に」はほとんどカットせず,追加で40分ぐらい足しただけなのに全く違う映画になってます.
前作が「戦争中,戦後の混乱を生き抜く家族の話」だったのに,この作品では「夫婦の物語」が全面に出ています.「濡れ場」まで出てきます.
そして,娼婦のリンが複雑に絡んできます.すずと周作の初めての出会いも.
映像が綺麗です.動画と見紛うような精細な風景,風に揺れる着物の柄,すずの書く漫画に近いかわいい絵,空の色,山の風景.
そして泣けます.お薦めです.前作見てなくても大丈夫です.

2020年2月2日日曜日

男と女人生最良の日々

2020年2月1日 男と女人生最良の日々☆☆☆☆

 観客層が,物の見事に「男と女」を見ている世代ばかり.
あの名作から50年,アンヌもジャン=ルイも人生の終焉に差し掛かっている.
ジャン=ルイは認知症が始まっているが,話すのはアンヌとの恋愛のことばかり.
ジャン=ルイの息子がアンヌを探し出し,「父に会ってほしい」と言う.
会ってみるとやはりアンヌの話ばかり,しかし目の前の女性がアンヌとは理解していない.
アンヌの娘,ジャン=ルイの息子も50年前と同じ役者です.
「男と女」と同じような,映像詩のような作品です.
50年前に二人が出会ったのはドゥービル,十数年前に寄りました.感激しました.

それにしてもルルーシュの映画はいつもboy meets girlなのよね.歳をとっても.

2020年1月29日水曜日

興行師列伝―愛と裏切りの近代芸能史☆☆☆☆☆

2020年1月29日
興行師列伝―愛と裏切りの近代芸能史―笹山敬輔 新潮選書
著者は「演劇研究者」にして「ケロリン」の社長.他にも色々と演芸の本を書いて高田文夫センセに絶賛されている.
本書は「カツベン」でも分かる通り「活動写真」はかなり胡散臭い商売で,松竹,東宝,日活,大映,吉本と言った興行会社がいかに裏社会と繋がって今の地位を築いたか,な内容.
とりわけ,全てに絡んでくるのが長谷川一夫.胡散臭い連中相手にうまく立ち回って成功した(しかし,長谷川自体は胡散臭いことはしていない)
松竹が「歌舞伎」を手中に収めた話,コアなファンはいたものの「東宝のドラ娘」赤字のだらけの宝塚を「ベルバラ」でドル箱に成し遂げた話.(演出は長谷川一夫)
その他いろいろな裏話を参考文献を元にあげつらう.
もう少し時代が下がれば佐々忠の話も出るのかもしれないけど,佐々忠は自分で色々書いているから.

2020年1月27日月曜日

ラ・ボエーム☆☆☆☆

2020年1月26日 ラ・ボエーム☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

ミミ・・・・・・・・・・・ニーノ・マチャイゼ
ロドルフォ・・・・・・・・マッテオ・リッピ
マルチェロ・・・・・・・・マリオ・カッシ
ムゼッタ・・・・・・・・・辻井亜季穂
指揮・・・・・・・・・・・パオロ・カリニャーニ
演奏・・・・・・・・・・・東京交響楽団

何度も再演されているし,粟國淳ちゃんの演出は(ゼフィレッリモドキだけど)奇をてらったところもなく,安心してみていられます.歌手も全く欠点がなく,見事なアンサンブルでした.
感動がないのは,この底辺物語があまり好きではないからかも.

2020年1月26日日曜日

his ~恋するつもりなんてなかった~ ☆☆☆

2020年1月26日 his ~恋するつもりなんてなかった~☆☆☆

昨日見たhisの前日譚.DTVで配信中なので,一ヶ月無料,即時契約,無料視聴,即時解約でTVドラマ版を見ました.
やっぱりただのBLドラマで,思い入れは全くありません.
しかし,二人のなりそめとか,本が好きといった伏線がわかったので見て損はありません.
脚本と監督は同じなのに,浮ついたBLTVドラマと,深刻な映画.違いますね.
ただ,17才の役者が30近くなって映画になっても違和感がない選択は見事としか言えません.17才の迅は29才の迅が年取ったように見えるし,渚も同じ.そこまで考えて配役や脚本を考えていたのなら見事です.
 

2020年1月25日土曜日

HIS☆☆☆☆☆

2020年1月25日 HIS☆☆☆☆☆

BL映画だと思って甘く見てたら思い切り泣かされました.
この作品には前日譚があって,同じく名古屋テレビの制作で,昨年放映された「his〜恋するつもりなんてなかった〜」です.
名古屋の高校生,迅(しゅん)は,単身赴任している父を訪ねて春休みに江ノ島に来る.ここでサーフィン好きな同い年の高校生,渚と知り合い,互いに恋心を抱く.
で,それから13年後の二人の物語.
大学時代の二人は,東京で同棲していたようだが,卒業と同時に渚から一方的に別れを切り出される.
傷心の迅は会社員になるも,渚が忘れられず,何もかも捨てて過疎で移住を促進している岐阜の田舎町へ移住し,ほぼ自給自足の生活を始める.
そこへ突然「渚」が現れる,娘の「空」を連れて.
迅のところに居候する渚と空.渚の話によると,学校を出てプロサーファーになるべくオーストラリアに行くも,自分程度の実力ではプロは難しいと悟り,現地でバイトを続けるうちに通訳の玲奈と知り合い結婚,キャリア組の玲奈が働き,渚は専業主夫に,しかし「男を求める」自分に気づき夫婦仲は破綻,離婚調停中.
渚を忘れることだけを考えてきた迅だが,渚,空とそれとなくうまく関係を築く.
突然玲奈が現れ,空を回収する.しかし,主婦経験の無い玲奈は空との生活にイライラ続き.空は家出し渚のもとへ.
ひょんなことから空が「パパと迅くんがキスしてた」と口走り,一瞬不穏な空気が走るが,迅は「今まで自分を偽ってきたけど渚が好きだ」と皆の前で公言(ここ泣けます).限界集落の年寄り連中は「この年になると男も女も関係ない」と微妙に受け入れる.
「パパとママと迅くんと空で暮らしたい」と無邪気な空.
さて,離婚調停は不調で離婚裁判に.
日本の判例だと,圧倒的に母親が有利,しかし渚の弁護士は「今までの実績を見れば勝てるかもしれない」と勝つ気満々.
そのために,如何に「玲奈が母親としてダメか」を並べるところで渚が心折れる.「迅と別れたのも,空を育てたのも,迅とまた会ったのも自分の我侭」と親権を放棄,和解することに.(ここも泣けます)
裁判が終わり,公園で渚は声を挙げて泣く.抱きしめる迅.

そ・し・て
岐阜の田舎町へ玲奈と空が来る.迅と渚と4人で空の自転車練習.空の希望は,ある意味叶いました.暗転

濡れ場は殆どありませんが,二人のキスシーンが実に美しい.

まず,迅役の宮沢氷魚くん,米国の血が1/4入っているのに,醤油顔が好ましい.渚への「恨みつらみと狂おしき恋心」を冷静に演技してます.

渚役,藤原季節くん,きっちりお父さんの演技してました.以前,小泉キョンキョン,もたいまさこ,小林聡美が出た映画で,誰一人まともに子供をまともに抱けなかったのに対し,抱っこもおんぶも見事,子供の口を手で拭ってその手を自分の舌でなめるとかも自然.本当にお父さんみたいでした.
いやーここまでしっかりした映画とは思わなかった.思い切り泣けます.地味ですが納得できます.おすすめです.

2020年1月24日金曜日

テリー・ギリアムのドン・キホーテ☆☆☆

2020年1月24日テリー・ギリアムのドン・キホーテ☆☆☆

んーーーそれなりに面白いけど,「何度も頓挫し.やっと完成した映画」と言われるほどの映画ではないわ.テリー・ギリアムのフレーバーも少ないし,主人公のトビーは「自分から災いを引き込むイラつくタイプ」だし,最終的に「キチガイに巻き込まれてキチガイになった男の話」なのも苛つく.
モンティ・パイソン時代の強烈な毒もないし.・・・・