先日,NHKスペシャルで,震災の検証番組「巨大津波”あの日何が起きたのか”」をやってました.
あたくしは基本的に運命に流されるDQNよりも,自分から運命を切り開く人に共感します.で,この番組見て(それ以前から思っていたのだけど)今回の震災の被災者って,恐ろしくサバイバル能力が低くありませんか?
関東平野の千葉,東京,神奈川だけで育ったあたくしでさえ,「大地震=津波」が染み込んでるから,もしどこかで大地震にあったら,他人を押しのけてでも高台に避難すると思う.お台場の科学未来館で被災した人たちも「津波を考えたらビルの中に居たほうが良くね?」と言っていたわね.
でも,番組を見る限り,被災者どもは,どいつもこいつも逃げる前に「避難しないための理由」を必死で考えている.「高台が遠い」「親が老齢で足が不自由」「車に乗っていて防災放送が聞こえなかった」
都会の年寄りなら「あたしは良いからお前だけでも逃げなさい」と言うだろう.でも被災地の年寄りは「大丈夫大丈夫,ここまで津波が来た事はないから」と身内を道連れにすることだけを考えている.
だから,今回は「千年に一度の大地震と大津波」だったのよ.お前等ババアのたかだか数十年の人生では,経験した事もないような地震なのよ.
NHKのアンケート調査では「地震直後に避難しなかった人」は30〜40%だったらしい.んな訳ゃない.恐らくもっといたはず.でも逃げなかったかなりの人が死んじゃったから・・・てへ.
家族流されて,天涯孤独になった「仙台平野暮らし」の大学生「まさかここまで来るとは思わなかった」「二階に逃げたけど」
ヲイヲイ,その根拠のない「まさか」の自信はどこから来るんだ??インドネシアの津波を見なかったのか?木造の2階3階に何の意味もないのは,今なら解るよな??
「逃げれば良かった」とあの世で思うのと「逃げ無くて良かったのに」とこの世で歯ぎしりするのとどっちが良いのかい?
Youtubeの映像だって「いいから逃げろ!!」と思わせるのがたくさんあったけど,あの何十倍の人がカメラを持って流されたのかと思うと悲しいわ.命を無駄にしてはいけないわ.
NHKでも言ってたろ?「逃げない理由を探すより,とにかく避難」
あたくしも若い頃は,よく九十九里に泳ぎに行ったものだけど,見渡す限り真っ平らなあそこで地震にあったら,どこへ逃げればいいのかしら?徒歩圏内に5メートル以上の高さの鉄筋の建物は無かったような.
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