2012年2月18日 沈黙☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス
ロドリゴ・・・・・・・・・小原啓楼
フェレイラ・・・・・・・・与那城 敬
キチジロー・・・・・・・・桝 貴志
モキチ・・・・・・・・・・鈴木 准
オハル・・・・・・・・・・石橋栄実
指揮・・・・・・・・・・・下野竜也
演奏・・・・・・・・・・・東京交響楽団
「沈黙」という作品は素晴らしい文学作品だから,まともに作れば十分に感動的な作品になるはずなのに.まさに「誰得」な公演.不協和音とほとんどセリフの歌.
演出は良かった.盆に大きな十字架だけで,すべてを表現していた.歌手もうまく歌ってたし,演技も良かった.しかし,音楽が・・・・・.
キリスト教なんか知らないあたくしは「絵を踏んだだけでバチが当たるなんて,なんてケツの穴の小さい神様だ」だし,転んだフェレイラの言う「キリストなら転んだだろう」と言うのもわかる.むしろ,なんでそこまで意地になって「転んだふり」を拒むのだろう.
というような気分をもむちゃくちゃにしてくれる音楽が最悪.
全くまともな日本語オペラは無いのか?山田耕筰の「香妃」でもやってくれればいいのに.
そういう意味で,何年か前の「愛怨」はいい作品だったわね.
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