2014年10月14日 荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~ ☆☆☆☆
監督はあのTEDの人,メル・ブルックスの「ブレージング・サドル」以来の抱腹絶倒ドタバタ西部劇コメディ.品の無さ,趣味の悪さはTEDと同じ.フランキー・レインを想像させる歌は「ブレージング・サドル」と同じ.カメオ出演が多いのですがあたくしもよく分かりません.
ガサツで民度も低く,やたらと喧嘩に発砲,の西部が大嫌いな,西部劇にあるまじきヘタレ羊飼いのアルバートがひょんな事からお尋ね者のクリンチを殺して賞金をもらってしまう話.
ウソコやチソチソの話満載.全ての形容詞の前にFuckが付く下品な英語.
日に15人の男を相手にする売春婦は「結婚まではダメ,だってクリスチャンだから」と恋人とはエッチしない.
残念なのはメル・ブルックスほどの「毒」がない.人種差別ネタもソフト.メルの自虐的ユダヤ人ネタは凄かったですからね.
1882年の西部が舞台なので「平均寿命も35まで伸びたのだし」とか「15で行かず後家呼ばわりされるのもいやだし」とか「笑い顔で写真撮られるなんて信じられない」とか,今の常識とは全然違う会話が出てきます.
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