2014年11月13日 100歳のカレイなる冒険☆☆☆☆☆
おフランス映画なら,たまにありそうなお洒落で可愛くて楽しい映画.でもスウェーデン映画です.
父親はモスクワへ行って演説して射殺された左巻き崩れ,母親は病死のアランは子供の頃から「爆破マニア」.歳を取って,愛猫を殺した狐を爆破したことから老人ホームに入ることに.100歳の誕生日の時,ホームを抜け出し駅へ.チンピラが「トイレにいくからこの荷物見張れ」とスーツケースを預けられるも自分が乗るバスは出発間際.荷物を持って出発した.
手持ちのお金で行けたのは,鉄道の廃駅まで.そこで「もうすぐ俺も老人ホーム」と言うユリウスと知り合う.スーツケースを確認すると億単位のお金.しかもなんかやばそう.そこへチンピラが押しかける.何とか冷凍庫に押し込みスイッチオン「頭を冷やせ」翌朝「あ,冷凍機停めるの忘れてた」でチンピラは凍死.なんとかジブチ行きの荷物に死体を押し込んで,ヒッチハイク.捕まえたのは「とった単位は数百」なのに学位はないと言うアルバイト,微妙な天才ベニー.
アランの話はまるで「ほらふき男爵」
爆破に励んでいた子供の頃,ついに巻き込まれた被害者が出来て,数年間精神病院へ,その間に断種手術を受けさせられる.
病院を出て,たまたま見つけた大砲工場に就職し,思う存分爆破する.出稼ぎの左巻きスペイン人エステバンに誘われて,思い切り橋が爆破できる「スペイン内戦」のレジスタント側として参戦.次から次に橋を爆破褪する.あ,エステバンは真っ先に流れ弾に当って死にます.え?「ビバマリア」?
突然「爆破」に興味を亡くしたアランがたまたま助けたのがフランコ.フランコから上等のピストルを貰うと,その後アメリカへ.ピストルを賄賂に無事入国し建設業界で働くも「マンハッタン計画」を効き応募.「臨界量が載せられないのなら臨界量の半分ずつを話して積んで,落下時にぶつける」と言う意見を出して採用.トルーマンに気に入られる.
スウェーデンに帰るとロシアの科学者に誘われてソビエトへ,おそらく「ソビエト版原爆」の開発に利用しようと考えたのでしょう.
ところが,フランコとの関係を問われてラーゲリへ.そこで知り合ったのが「アルバート・アインシュタインの出来損ないの兄弟」「ヘルベルト」.
得意の爆破でラーゲリを爆破し,逃亡.
その後ソビエトとアメリカの二重スパイをやって,ゴルバチョフやレーガンやらブッシュともお友達.
さて,その後も,アランの命と金を回収しようと殺し屋が来るものの,次から次へと事故で悲惨な死.すっきり!
最後はバリ島で優雅に終ります.
もちろんメルヘンです.あ,これって,ジョン・アーヴィングの世界じゃないか?だからあたくしの心に滲みるんだ.
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