農産物,水産物,日本の場合は最高級品は築地に集まります.地元に残るのは二級品以下か,品質は良いけどワケあり品です.品質の良いものは「消費地に集まる」のです.
世界最高品質のコーヒーはハノーバー港に入荷し,ドイツから北欧にかけて出荷されます.
あたくしは北欧に行ったことはありませんが(トランジットでCPHはあるけど)ドイツのコーヒーは本当に美味しいと思います.それも,ホテルの朝食に出るような極普通のコーヒーが美味しいのです.
で,あたくしはヨーロッパ,アメリカ,ニュージーランドなんかに行ったことがありますが.コーヒーをブラックで飲む人を見たことがありません.
日本人は事あるごとにブラックで,しかもそれが通の飲み方のように思い込んでいる人が多数います.中にはエスプレッソでさえ砂糖を入れない愚か者もいます.
なぜなんでしょう?
結局日本のコーヒーは「茶道の流れ,緑茶の文化」なのです.だから「砂糖は入れず」「コーヒー豆の産地に拘り」「仕来り通りの作法で入れる」特に拘るのです.
海外で「ブラジル」だの「キリマンジェロ」だの産地別にコーヒーを売っているお店を見たことがありません.正確には一カ所だけウィーンで見たことはありますが,基本的に「ブレンドの違い」と「ローストの違い」ぐらいです.
その「原産地の違い」に拘り「仕来り通りの作法で入れる」コーヒーが「サードウェーブ」と言われるコーヒー店なのですが,発祥は日本の「喫茶店」です.アメリカ人が日本の「緑茶ベースのコーヒー文化」に感動して作り上げたのがサードウェーブです.
もう一つ,ヨーロッパのコーヒーは「ぬるい」のが基本です.アメリカのコーヒーは熱々が基本です.
あたくしが好むコーヒーは
- シティからフルシティローストのコーヒー豆
- エスプレッソマシンで圧力をかけてブルー
- たっぷりの砂糖を入れて飲む
のが好きです.
フレンチプレスも好きです.
日本で一番美味しいと思うのはおフランス系のVironかAux Bacchanalesだと思います.ところが,おフランスのコーヒーは・・・・・・・たまらなく不味い.
デミタスカップ並々のエスプレッソとか.もともと貧乏で貴重なコーヒーをミルクで水増しして「カフェ・オ・レ」と称して飲んでいた文化ですから.
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