2018年1月28日 藤原歌劇団公演 ナヴァラの娘 道化師 ☆☆☆☆ 於 東京文化会館大ホール
ナヴァラの娘アニタ・・・・・・・西本真子
アラキル・・・・・・持木 弘
道化師
カニオ・・・・・・・藤田卓也
ネッダ・・・・・・・佐藤康子
トニオ・・・・・・・須藤慎吾
指揮・・・・・・・・柴田真郁
演奏・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団
ナヴァラの娘は録音もマリリン・ホーンぐらいしか思い出せないぐらいのマイナーな作品.でも分かった.決して凡作ではない.でもね,内容と音楽が「かけ離れ」すぎてるの.思い切りベリズモな展開のオペラなのに,音楽がロマンティックなの.泥臭さが足りないの.ねっとり感が少ないの.真子ちゃんはじめ歌手はよく歌ってたし演出も良い.でもね,あの音楽じゃ後期ロマン派なのよ.
エスクラルモンドでワーグナーをアマディスで印象派をうまく作ったマスネーも,ベリズモは無理だったのかしら?
一方の道化師は音楽はねっとり,演出もどんより,歌手は見事で楽しめました.
ほんの僅かな変更でナヴァラと道化師を使い分けた演出は好ましいものでした.
あ,ナヴァラも歌手は良かったのよ.ただ,いくらマスネー好きなあたくしも,オペラとして・・・・