2019年11月4日 閉鎖病棟ーそれぞれの朝
原作が1994年ということで,今とは状況は違うと思うけど,閉鎖病棟で患者をこんなに自由に行動させるのかしら?覚醒剤ジャンキーに金属バット持たせたり,統失を街中に放牧したり,敷地内で暴行,強姦,殺人が起こったりとか,あまりにも自由過ぎる.
知り合いの看護婦さんが,実習で都立松沢病院に行ったことがあるというので話聞いたことがありますが,「女子は絶対に入ってはいけない場所」があったり,止む終えない身体拘束とか,もっとすごい話を聞いていたから,「これは閉鎖病棟ではないのでは?」と思ってしまいます.
ま,夢野久作の時代から解放療法というのはあったのですが.
ちなみに松沢病院は「強制不妊手術」が問題になった時「当時,都立松沢病院に入院中の」と聞いただけで「あ,それは仕方ない」ぐらいのブランド力を持った病院です.
精神病院を扱った映画には「まぼろしの市街戦」とか「マルキ・ド・サドの演出のもとシャラントン精神病院患者によって演じられたジャン・ポール・マラーの迫害と暗殺」と言った名作があるのだけど,それとは違って一見ドキュメンタリー風だからね,この映画は.
これが,アメリカ映画だ「ロンリー・ハート」みたいに狂人同士が傷舐め合って「あたしたち気狂いじゃないよね」系の胸糞悪い映画になるのよね.
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