2020年9月6日 Life 線上の僕ら☆☆☆☆☆
イレギュラーなのだけど，配信BLドラマです．
「周りは「絶壁」とか「鮫のいる海」とか」の妄想設定で，道路の白線上だけを歩く」というゲームをしながら歩く晃と夕希，たまたま同じ道路上で出会い，双方道を譲らず，晃提案の「二人でくっついて反転する」方法で乗り切る．
それ以来毎日のように道路上で出会う．
夕希に恋していることに気づいた晃は，道路上だけの出会いだけではもどかしく，つい夕希にキスをしてしまう．
気不味い晃だが，次の日も夕希は待っていた．そして，手をつなぎ並んで歩く二人．17歳だった．
大学に入り，夕希のアパートで逢瀬を重ねるが一線を越せずにいる二人．焦る晃と「心の準備が必要」という夕希．
でも次のシーンで晃が「体，大丈夫？」と気遣うということは「やっちまったんでしょうね」
大学卒業近く，普通に就活する晃と将来が見えない夕希．
就職して数年，同じマンションで同棲する二人．周りから普通の生活を要求され，あまりにも夕希を愛しすぎていることに気付いた晃は「もう若気の至りですませる歳じゃない」と夕希に別れを告げる．
それどころか，晃を慕う高校の同窓生で同僚の女性と結婚までする．「普通の生活という電車に乗った」のだ．
しかし，やはり夕希が忘れられない晃は，嫁に告白し離婚．離婚報告に両親を訪ねると「外国人と結婚するという姉を説得してくれ」「どうして晃のように普通の生活が出来ない」で晃ブチ切れ
「普通の生活をしてたのに幸せになれなかった，夕希を愛している」
それから夕希を探すこと三年，見つからず，いつか夕希が行っていた「アラスカオーロラツアー」に参加．フェアバンクスで晃を見つける．36歳でした．
このあたりの設定がなんだかな？なんだけど．
このあとのカットがとても良いのです．
37歳，晃の実家で過ごす晃と夕希，晃の姉，その外国人の夫，みな笑顔．
最後のカット40歳，昼寝する晃と夕希．二人の薬指には結婚指輪が．
テンポが良く，無駄なシーンやカットが少なく，会話も嘘臭くなく，リヤルな恋愛ドラマとして楽しめました．
役者は2.5次系ですが演技も見事でした．若干「his」とかぶるところがありますが．
今は殆どの配信サイトで観られますので，よろしかったら．
ディレクターズカット版の映画が上演されるようです．東京では1週間レイトショーだけなのですが，舞台になった仙台ではもう少し上映されるようなので，仙台に見に行くか？
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