2011年5月19日木曜日

大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇 ☆☆☆

2011年5月19日 大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇 ☆☆☆

ま,いわゆるお馬鹿映画です.
ひょんな事から地獄へ新婚旅行をする事になった,カップル.ところが地獄というところは「変」なんです.
角は「むだ毛と同じ」で処理している鬼達,400階以上あってエレベーターのないホテル.そのホテルの46階にある途轍もなく広いビーフシチューの温泉.ジゴクアマエビ(本当はエビではない)の食べ放題.
面白い要素はいくらでもあるのに,無駄に長い.あと30分削ればもっと楽しくなったのに.
映像がきれいで,音楽が良くできているのは誉められます.
竹野内豊が情けない男で,実に可愛らしい.

2011年5月15日日曜日

かぐわしき名宝 香り展

2011年5月15日 かぐわしき名宝 香り展

谷中のセンセの地元,芸大の大学美術館で開催中の「香り展」を見てきました.
もともとファインフレグランスに憧れて大学を選び,仕事のキャリアも最初が香料関係であったし,その後もいろいろ香り関連とは繋がりがあったので,香料産業のメッカ,Grasseも行ったし,世界中の香料会社の研究所にも行きました.
そんなあたくしからすると「やっぱり芸大の展覧会なんだな」でした.先日までは蘭奢待の展示もあったとか,白檀が一本置いてあったりとかの展示はありますが,基本は絵と香道具の展示,しかも日本限定です.香道は志野流がメインです.
香り関連では,わりと定期的にフラコン中心の展覧会があり,継いで程度に美術品が展示される事はありますが,ここまで美術品中心の展覧会は珍しいかも知れません.
GrasseにはMusée International de la Parfumerieがあり,高砂香料工業寄贈の香道具や,実際の香料抽出装置など「香料にまつわる文化」の展示があります.
さて,先日の東京農大「食と農」の博物館が,学生さんとボランティアのおじさんおばさん中心に,こぢんまりと運営されていたのに対し,芸大の美術館はかなり本格的な運営です.ま,入場者数も展示品も全く異なりますから比較にはならないのですが.その分入場料も一人前でした.最近,美術館併設のカフェは,独立して楽しめるぐらい充実している事が多いのですが,ここのカフェはホテルオークラの運営でした.
根津の駅から美術館までは風情のある街並みが続きます.お散歩がてら行くのは良いかも知れません.

2011年5月14日土曜日

ブラック・スワン☆☆

2011年5月12日 ブラック・スワン☆☆
ナタリー・ポートマンがアカデミー主演女優賞を取った段階で,え?予告編を見て,え?
で,え?な作品でした.
ネタバレ注意
アメリカ人が大好きな「メンヘル」が主役の映画です.メンヘルの演技が認められてアカデミー賞なのでしょう.アカデミー賞は,キチガイの役と鼻水垂らす役には簡単に最優秀女優賞を出しますから.
やっと白鳥湖の主役を射止めたニナの廻りで奇妙な事が起こる.しかし,それは全て彼女の妄想と自傷行為.彼女はメンヘルでした.と言う内容.
あのね,あれほどまでのメンヘルなら,日常生活に支障も出るだろうし,ダンサーとして稽古する事など出来ないでしょう.
そのメンヘルのニナは盗癖もあって,先輩ダンサーで,プリンシパルの(こいつもキチガイ)ベスの小物を盗んではあがめている.皮肉なのに盗まれる先輩ダンサーが,万引き女優,ウィノナ・ライダー.
しかし,ナタリー・ポートマン,膝下のカーブがダンサーの足だし,ポアントの甲もきれいに出ているし,フェテも回れているし,それなりのトレーニングをしたのは評価できます.

ズーラシア

行ってきました,よこはま動物園,ズーラシア.
アクセスが悪いので,ためらってましたが,行った人の評価が高いので,いろいろ調べて行く事にしました.
さて,都内からズーラシアへ行くのなら,以下の経路が考えられます.
  • 山手線より東なら,東海道線か京浜東北線で横浜へ向かい,横浜線に乗り継ぐ
  • 東横線が近い人は菊名経由で横浜線
  • 小田急線が近い人は町田で横浜線
横浜線の中山駅で下車.南口バスターミナルからバスで15分ほどです.バスの本数はそれなりにありますが,休日は混むので,混むのが嫌ならタクシーで行っても1500円ぐらいです.
入場ゲート近くの自販機で入場券を600円也で買って中に入ると,早速アジアゾウがお出迎え.牙もしっかりあって.雄ですね,
ここの動物園の特徴は,順路の通歩けば全ての動物が見られる事,疲れたらどこからでもショートカット出来ます.そして,動物園と言うより,ハイキングコースのようになっていて,コースを歩いていたら動物に遭遇した,と言うような作りになっています.ですから,脚力が必要です.
植栽も多彩で,植物園としても機能しています.

スマトラトラです.トラに限らず,猛獣類は,昼間はお休みしているのが多いですね.
ジビエでお馴染み,ペルドローです.美味しそう!!
シロクマさんです.
ちょっと一息.
園内はベンチなどの休息スペースも広く,家族連れがお弁当を広げられるような広場も,売店もたくさんありますが,・・・・・ごみ箱が少ない.
オセロットです.今となっては考えられない事ですが,むかし,この動物の毛皮のコートに憧れてました.
今日のオカピさんは室内展示でした.
こんな広場もあります.新緑がきれいです.
結構楽しめます.お勧めです.

2011年5月10日火曜日

無知の涙・流されちゃった,てへ

先日,NHKスペシャルで,震災の検証番組「巨大津波”あの日何が起きたのか”」をやってました.
あたくしは基本的に運命に流されるDQNよりも,自分から運命を切り開く人に共感します.で,この番組見て(それ以前から思っていたのだけど)今回の震災の被災者って,恐ろしくサバイバル能力が低くありませんか?
関東平野の千葉,東京,神奈川だけで育ったあたくしでさえ,「大地震=津波」が染み込んでるから,もしどこかで大地震にあったら,他人を押しのけてでも高台に避難すると思う.お台場の科学未来館で被災した人たちも「津波を考えたらビルの中に居たほうが良くね?」と言っていたわね.
でも,番組を見る限り,被災者どもは,どいつもこいつも逃げる前に「避難しないための理由」を必死で考えている.「高台が遠い」「親が老齢で足が不自由」「車に乗っていて防災放送が聞こえなかった」
都会の年寄りなら「あたしは良いからお前だけでも逃げなさい」と言うだろう.でも被災地の年寄りは「大丈夫大丈夫,ここまで津波が来た事はないから」と身内を道連れにすることだけを考えている.
だから,今回は「千年に一度の大地震と大津波」だったのよ.お前等ババアのたかだか数十年の人生では,経験した事もないような地震なのよ.
NHKのアンケート調査では「地震直後に避難しなかった人」は30〜40%だったらしい.んな訳ゃない.恐らくもっといたはず.でも逃げなかったかなりの人が死んじゃったから・・・てへ.
家族流されて,天涯孤独になった「仙台平野暮らし」の大学生「まさかここまで来るとは思わなかった」「二階に逃げたけど」
ヲイヲイ,その根拠のない「まさか」の自信はどこから来るんだ??インドネシアの津波を見なかったのか?木造の2階3階に何の意味もないのは,今なら解るよな??
「逃げれば良かった」とあの世で思うのと「逃げ無くて良かったのに」とこの世で歯ぎしりするのとどっちが良いのかい?
Youtubeの映像だって「いいから逃げろ!!」と思わせるのがたくさんあったけど,あの何十倍の人がカメラを持って流されたのかと思うと悲しいわ.命を無駄にしてはいけないわ.
NHKでも言ってたろ?「逃げない理由を探すより,とにかく避難」
あたくしも若い頃は,よく九十九里に泳ぎに行ったものだけど,見渡す限り真っ平らなあそこで地震にあったら,どこへ逃げればいいのかしら?徒歩圏内に5メートル以上の高さの鉄筋の建物は無かったような.

阪急電車 片道15分の奇跡☆☆☆☆

2011年5月10日 阪急電車 片道15分の奇跡 ☆☆☆☆
いわゆる「グランド・ホテル形式」の映画です.阪急電鉄宝塚線の沿線に住む8人の出会いやすれ違いのエピソードを並べた作品です.
 DV男に引っ掛かるバカ女や,断る勇気がもてないで振り回されるバカ女も居るけれど,最後にはすっきり解決します.玉鉄が,情けないけど物凄くいい男ともうけ役の二役で出ています.
ちょっぴり泣かされたりもするけれど,終わった後で「みんながんばれよ!」と笑顔で送り出したくなる作品です.たった15分の路線を二時間近い尺で描くのは冗長ではないかと思いましたが,そんな事はありません.お勧めです.

2011年5月5日木曜日

無知の涙・鬼畜の饗宴

なにやら,下流御用達の焼き肉屋で「ユッケ」を食べて幼い被害者が出たとか,妊婦の被害者がいたとか.おやおや,底辺階層,いわゆる下流社会の人間は情弱も併発しているから.
ま,あたくしは食品業界に身を置いているので,厚労省や農水省のお達しは見ているので,ちょっと違うけど,
  • 生で食べられる肉は日本国内ではほとんど流通していない(ま,今は皆さん御存知でしょうけど)
  • そのリスクのある肉を生で喰うためには,食べる直前にトリミングするなど,それなりの手順が必要
  • それなりの手順を踏んだ肉はそれなりの値段になる,従って底辺向けの食い物ではない
  • 大人がリスクを冒すならともかく,子供や妊婦が食うなんてもってのほか
  • 以下の食い物は,基本的に日本で生食される歴史は無かった.ここ数十年に始まったもので,なおかつ寄生虫や食中毒の可能性があるので,健康な人にもリスクがある.乳幼児や妊婦にはもってのほか.
    • 生肉(馬刺しを含む)
    • 生ホタルイカ
    • 淡水魚
馬刺しに関しては,どこの産地でも「昭和30年頃,力道山が遠征で来たときに『生で持ってきてくれ』と言われて驚いた覚えがある」とあり,力道山が昭和30年代に始めたのが最初らしいです.御存知でしょうけど,力道山は朝鮮人ですから,生肉を食べて育ったわけです.それ以前の馬肉は,いわゆる蹴っ飛ばし「桜鍋」が主流でしょう.
バブルの頃,泥鰌やマムシを生で食べる「ゲテモノ食い」が流行,同時に顎口虫の感染例が広まったり,「地元では絶対生で食べない」ホタルイカを生で食いたがって線虫に感染したり,最近では野生のイノシシやシカでE型肝炎になったり.先人達が「してはいけない」と言う事はしないほうが良いのよ.
淡水魚だってSPFならともかく,あたくしが子供の頃は手に触れただけで「ジストマが付いているから早く手を洗ってらっしゃい」ときつく言われたものです.あたくしはヤマメだろうがイワナだろうが生では絶対食いません.旅館で出されたときも「SPFですか?」と聞いて,はっきりした返事が貰えなければ「淡水魚は生で食うなと言うのが家訓なので」とはっきり断ります.
かつては生ガキや卵も生で食うのはかなりリスクがありましたが,卵の場合「平飼いを止めてケージ飼いにする」とか「洗卵をしっかりする」「調理直前に割る」,生ガキの場合「オゾン殺菌した海水にしばらく漬ける」とか,それなりの処理法が確立されたからリスクが下がっただけのこと.それに反して「平飼いの鶏の卵」を有り難がる神経は(それはそれで有り難がる情弱がいるからそこそこ高い値で取引される)「敢えて高い金を払ってリスクを冒す」こと.あたくしには出来ませんわ.
貧乏人の皆さん,「身の丈にあった食い物」を食いましょう.
ま,あたくしはAux BacchalalesやVironで今後もタルタルステーキは食いますが.(メニューに残っていたら)
お子さんを亡くした下流の皆さんは,繁殖力だけは強いわけですので,次の子のご用意を.

ビントレーのアラジン

  2011年5月5日 ビントレーのアラジン☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス
アラジン・・・・・・・・・・・・・山本隆之
プリンセス・・・・・・・・・・・・本島美和
ランプの精ジーン・・・・・・・・・福田圭吾
魔術師マグリブ人・・・・・・・・・マイレン・トレウバエフ
指揮・・・・・・・・・・・・・・・ポール・マーフィー
演奏・・・・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

アラジンってこんなに面白い作品だっけ?確かに,初演の時面白かったのは覚えているけど,いやーーー面白かった.
原作だと,中国から始まる物語ですが,ビントレーの設定ではアラビアあたり在住の華僑親子になっています.
そこから先はもう,幻想的なシーンが続きます.洞窟のディベルティスマン,長すぎると言うひともいたようだけど,これでもかと繰り出されるヴァリアシオンがきれいです.
世界一美しいコールドバレエも,きれいに揃っています.
そして,ジーンの登場シーンのスペクタクル.
どこを取っても夢の世界.
きれいな衣装に,これまたきれいな照明.わかりやすい音楽と言う事もあって,大人も子供も楽しめる作品です.音楽もこんなにきれいな曲だったっけ?
ダンサーで一番輝いていたのは,福田圭吾君です.ジニーの役は,かっとび系のダンサーがアサインされてます.新国のかっとび系ダンサーは,踊りは切れが良いのですが,背が低いのが難点か.ま,好きなダンサーだから良いのだけど.
美和ちゃんは,今流行の「足なら上がるわよ」でもないし,テクニックにも不安があるけど,手足の表現はきれいでした.
あの天下のソプラノ,ミレッラ・フレーニもコロラトゥーラに難点があったので,レッジェーロなレパートリーは持っていませんでした.しかし,だからと言って,フレーニがソプラノとして劣るというわけでは決してありません.
逆に,フレーニはイタリア人にしては珍しくロシアオペラのレパートリーをたくさん持っていました.
これは,夫であったブルガリア人のニコライ・ギャウロフがロシア語が出来たので,試しに習ってみたら,思いの外上達したため,憧れの役であった「エフゲニー・オネーギン」のタチアナを歌ったら,歌えたという背景がありました.
さて,カーテンコールの,いわゆる緞前コールで,マイレンに盛大にブーが.と言ってもこれはマイレンに対するブーではなく,マイレンの役,マグリブ人に対する,お約束のブーです.
その後緞帳が開いたときには盛大に喝采受けていました.
アー楽しかった.もう一度みたい.

派手にオルガンが響いていたので,休憩中にピットを覗いてみたら,2MPの電子オルガンがおいてありました.どこのオルガンだろう?
ピアノは170cmぐらいのサイズながら,グランドピアノでした.

2011年5月2日月曜日

お使いは自転車に乗って

で,先日,いわゆる「最近の山の手」地域を久しぶりにバスで移動したのだけど,多いわねチャリンコ.あたくしの住んでいる場末の東京と違う意味で .
場末ではチャリに乗っているのは,底辺出身のおガキ様たちと,まともに乗れない閉経後の主婦かボケ老人がメインで,もっぱら歩道を我が物顔に走ります.ライトやベルを使わないので,非常に危険です.かといって,無碍に扱うと死ぬ畏れがあるので,やたらな事は出来ません.
一方「山の手」では「いかにもチャリに乗る」タイプの,ヘッドギア,スパッツ系が多いのだけど,これはこれで,バスに乗っていると鬱陶しい.奴らの速度が「バスよりほんの少し遅い」程度に早いうえに,車道の左端を走る.しかし,あっちこっち荷さばきの車やチャリがあったりするから,その度に真ん中に寄る,そうすると,追い越せなくて,バスが減速してしまう.こいつ等には逆に「歩道を走れ( ゚Д゚)ヴォケ!!」と言いたくなるわ.だって,山の手の幹線道路は歩道が広い上に,歩行者がそんなに多くないし,いたとしても場末と違って,平均年齢が低いし.
Zap
その,先日行った馬事公苑近く,昔は本当に飲食店が無くて困ったものです.今はスタバもロイホもあるので問題ないのですが.で,先日そのロイホでお昼を頂いたのですが,隣のテーブルには「農大の学生さん」と見られる団体さんがいました.男子3人ぐらいと女子5名ぐらい.
どうもクラブ活動の先輩後輩らしく,女子は今年入学したばかりのようです.で,男子先輩が「新宿の二丁目って言う,ゲイストリートがあって」とか得意げに説明するわけ.
お前行った事無いだろう!,何だったら連れて行ってやるよ!
な気持ちがした,あたくしです.

2011年5月1日日曜日

「これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫」☆☆☆

「これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫」☆☆☆

 映像としては面白いし,赤塚不二夫のおバカ加減も解るのだけど,如何せん,赤塚不二夫のキャリアの,そして長年連れ添った編集者のキャリアの,最初の数年しか書いていないので・・・・・.
山田一郎のエピソードも,突然山田一郎から原稿が来るだけで終わってるし,この先面白いエピソードが目白押しなのに,勿体ない.その短い時間軸の中でダラダラ話が進むのがなんだかな?でした.
主演の浅野忠信は,自慢の胸毛をそり落として,ケツ出すわ,イヤミに扮するわの大活躍でしたけど,やっぱりその後のぶっ壊れかけ始めた赤塚不二夫を演じて貰いたかった.