2008年2月8日金曜日

池袋演芸場☆☆☆☆☆

2008年2月8日 池袋演芸場☆☆☆☆☆
いやーーー権太楼が天才であることを思い知らされた高座でした.
今日は鳴り物はめもの入りが二つもありました.

橘家圓太郎・・・・・・・・棒鱈
春風亭一朝・・・・・・・・湯屋番
翁家和楽社中・・・・・・・太神楽
柳家権太楼・・・・・・・・幽霊の辻
三遊亭丈二・・・・・・・・権助魚
林家正雀・・・・・・・・・七段目
アサダ二世・・・・・・・・奇術
三遊亭圓丈・・・・・・・・新・月のジャガリコ

まず,圓太郎が棒鱈のサゲを「芝居の喧嘩」風に「この後が面白いのだけど時間が参りました」で締めて.
次の一朝が「芝居の喧嘩をやろうと思ったのに・・・・何を話そうか」で湯屋番を最後まで.
和楽社中,小花が,この間勝丸がしくじった大技を今回もきれいにこなしました.
中トリの権太楼,幽霊の辻は枝雀のために書かれた新作落語だとか.面白いなんてもんじゃない.抱腹絶倒
最後にドロドロと太鼓と三味線の鳴り物が入って.凄いぞ権太楼師匠.
食いつきの丈二,可愛いし着物もきれい!でも権助魚,普通です.
正雀の七段目,「三味の稽古が始まった」と言うところでお囃子が加わって,またもや鳴り物はめもの入り.
アサダ二世はほとんどシャベクリで,奇術はひとつだけ.
トリの圓丈.最近耄碌が激しいけど,今日も尺台だして,台本を見ながら.
この人の耄碌は芸なのか?本当なのか?
月のジャガリコ自体は演芸場のエアコンの音が聞こえるぐらい,場内が静まるほどの名演だとは思うけど,あっちこっちで「えーと今どこだ?」とか言いながら台本めくるのが二度三度.
本当に耄碌してるんじゃないの?
円生の弟子で,生き残っているのは圓丈と川柳だけ.破門された川柳が継ぐわけはないから,圓丈が継ぐことになるでしょうけど,今からこんな耄碌振りでは.
もちろん,耄碌していても圓丈の芸は素晴らしいです.

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