2009年2月8日 Cirque du soleile Corteo☆☆☆☆☆ 於 新ビッグトップ
常設のZedに慣れてしまうと,ドサ廻りのテント公演が不安に成ってしまうけど,全く問題ありませんでした.
年老いたクラウン,マウロが今際の際に思い出す自分の人生が走馬燈のように巡るというような内容になっています.
通常のCirque du soleile作品とは異なり,「言葉」の役割が大きくなっています.
円形の客席と円形のステージを真っ二つに分けるように紗幕が下りています.
いつもながらのクラウンによる客席いじりは,全出演者が登場する豪華版.照明が付くと舞台上にはベッドが.
オープニング,オペラ座の怪人を思わせるシャンデリアのアクロバットから.
狂言回しとして天使が空中を浮遊します.
ホワイトクラウンも出てきて,なんとなくフェリーニの「道化師」と「アマルコルド」の雰囲気が.
一番ウルウル来たのはドワーフのクラウネス,ヴァレンティーナのヘリウムダンス.ヘリウムの風船を付けて空中散歩で客席の上へ.日本人キャストが「両手で足を押してあげて下さい」本当に宇宙遊泳のようでかわいらしかったです.
他の演目よりドタバタが多かったり音楽物があったりそれなりに楽しめます.団長さん姿のロイヤル・ウィスラーはジョーン・サザランド並みの超絶技巧口笛を聴かせてくれます.
ま,仮設劇場の悲しさ,椅子が安っぽいとかお手洗いが仮設とか,でも楽しめます.
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