2009年12月3日クヒオ大佐☆☆☆
公開と同時に終映が決まるような当たらない映画,上映時間も変な時間なので,地方都市のシネコンまで.世の中に「騙される人間」と「騙す人間」がいるとしたら,あたくしは「騙す人間」でいたいし,仮に騙されても「お金の問題が絡んだら」それまで.
お金の貸し借りを頼まれたら,「貸して不仲になるぐらいなら,貸さないことで不仲になりましょう」
この映画の「クヒオ大佐」は堺雅人がやっていることでぶち壊し.本物の「クヒオ大佐」は老人と言って良い年齢であったし,貧相な容姿で「どう見ても騙される女の頭が悪い」と思える男だった.堺だと,騙される女に微妙に感情が・・・
ただ,ツーチャンネルの家庭板を見てると,「騙されるために生まれてきた」ような男や女が一杯いるのよね.そう言うのがクヒオ大佐や木嶋香苗に騙されるのよ.幸せのハードルが恐ろしく低くて,お金以外に愛情を表現することも,誰かに尽くすことも出来ないような人生リテラシーの低い人間.ま,これは結婚詐欺だけではないけど,こう言うのって習慣性があって,一度引っ掛かると,繰り返し引っ掛かるのよね.で,結婚詐欺師は「あたしは被害にあった」オーラを敏感に察知して近づくのよ.
ネズミ講って何年おきかで話題になるけど,騙す一味も被害者も毎回同じだそうね.で,被害者は「今度こそはと思って信じていたのに」・・・・・
カタストロフィーもない映画です.
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