2010年6月27日 鹿鳴館☆☆☆ 於 新国立劇場 中劇場
影山伯爵・・・・・・・・・・与那城 敬
夫人 朝子・・・・・・・・・腰越満美
清原永之輔・・・・・・・・・宮本益光
久雄・・・・・・・・・小原敬楼
指揮・・・・・・・・・・・・沼尻竜典
演奏・・・・・・・・・・・・東京交響楽団
清原永之輔・・・・・・・・・宮本益光
久雄・・・・・・・・・小原敬楼
指揮・・・・・・・・・・・・沼尻竜典
演奏・・・・・・・・・・・・東京交響楽団
三島由紀夫の戯曲を,池辺晋一郎センセがオペラ化.演出は謎の盆愛好家,文学座の鵜山仁.ヲイヲイ,三島は文学座とは決別していたんじゃないのかい?
それはともかく,前評判が今ひとつだったし,池辺センセの「死神」なんてのも,くそ面白くないオペラだから,心配していたけど,そうひどくはありませんでした.
会場には,池辺センセはじめ,尾高次期監督,小林亜星センセも来ていました.
蝶々夫人の時にも気になったのですが,着物着た日本女性が,日本人相手にお辞儀をするとき,膝を折るのはおかしいのでは?しかもローブデコルテのときは普通にお辞儀してるし.
さすがは池辺センセだけあって,日本語に無理な音楽にはなっていないけど,無声の子音がきれいに処理されていなくて,違和感を感じました.三島の原作が「です.ます」調で,この語尾の「す」は無声になるでしょ?
影山伯爵,朝子,は威厳のある美男美女カップルで,三島の思い描いたとおりではないかしら?清原親子が「どっちが息子?」だったけど.音楽はワルツを貴重にした荘厳な音楽で,これも及第点.新国の日本語委嘱作品で,もう一度みたい演目なんか殆ど無いけど,これはレパートリーに持っていても良いのじゃないかしら?(後は愛怨)
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