2011年1月30日日曜日

イリス☆☆☆☆☆

2011年1月30日 イリス☆☆☆☆☆ 於 東京芸術劇場大ホール

イリス・・・・・・・・・・・・・小川里美
大阪・・・・・・・・・・・・・・ワン・カイ
京都・・・・・・・・・・・・・・晴 雅彦
チェーコ・・・・・・・・・・・・ジョン・ハオ
ディーア・・・・・・・・・・・・市原 愛
人形・・・・・・・・・・・・・・ホリ・ヒロシ
指揮・・・・・・・・・・・・・・井上道義
合唱・・・・・・・・・・・・・・武蔵野音楽大学
演奏・・・・・・・・・・・・・・読売日本交響楽団

まず池袋へ早めに向かい,東武,西武,ルミネ,ホテルメトロポリタンとハシゴして花屋を物色.切り花は東武が一番多かったから「すみません,芸劇の出演者用に花束をお願いしたいんですけど,アイリスがテーマなんですけどこの時期アイリスなんか無いでしょうから,他の花で」と言ったら,

「アイリスありますよ」と言うことなのでアイリス中心に,スイートピーとチューリップを混ぜた花束を作ってくださった.おまけに「芸劇の楽屋口は裏側です」と教えてくださったので,楽屋口へ行くと,

「渡す相手がわかっているなら自分で持って行って」ヲイヲイセキュリティは?で,エレベーターで楽屋へ上がって受付に「小川里美さんに渡してください.Esclarmondeと申します」と渡して,あたくしは劇場内へ.

ホワイエでハンナ姉さんに会いました.ハンナ姉さんは四半世紀前の初演を日生劇場で見ています.やはり「あの細い体でこの役歌えるの?」と言うことでしたが「大丈夫」と答えておきました.

今日の席はH列ですが,前のほうはピットのように座席が外されていて,おまけにオケが,その名の通り平土間(orchestra)に鎮座ましましているし,合唱がしばしばオケの前にまで来るので,音響的には最悪の席でした.しかし歌手の表情までがよく見えるので,演劇としての楽しみは二階,三階席以上.

歌手が皆さん演技もうまいのに驚き.日本人歌手は得てして演技が新派か歌舞伎になってしまうことが多く,サイトウキネンの「カルメル会修道女の対話」なんかがそうだったけど,最後の断頭台のシーンが臭くて臭くて見てられませんでした.同じオペラをストラスブールが上演したときは本当に涙を流しながら演技をしていて,「オペラ歌手といえど女優の端くれ」であることが思い知らされましたが.

今日は里美ちゃんの演技もよく見えました.川へ飛び込む前の茫然自失「なんで?」のところとか,死体となって流されていきやはり「なんで?」もの悲しいシーン,そして太陽だけはイリスを見捨てなかったという悲しくも嬉しいシーン.最後の太陽賛歌のところは歌わないけど長い時間注目されるシーン.突っ立っていても木偶の坊に見えてしまう.でもそこの演技がとてもうまかった.僅かな動きと表情だけで表現してました(実はあたくし的にはこのラストは,宙乗りの昇天が相応しいのではと考えているのですが,クリオネのようにはばたいて昇天するのが理想)

今日も泣かされました.やっぱりイリスが一番好きなオペラだ!!!

井上ミッチー,上演中も結構くすぐりが入っていて,自分も演技してるし,カーテンコール(カーテン無いけど)のときのドヤ顔が凄い!三幕始めのインストルメンタルのところだけ指揮棒使ってました.

そして,カーテンコール中オケから花束がミッチーに渡され,そして里美ちゃんへ・・あ,あれ,あたくしが贈った花束だ!感激.自分も参加しているような気になりました.

さて,物凄く感動したこのプロダクションですが・・・・・衣装だけは何とかして欲しい!

でも・・・次にイリスを見られるのは何時だろうか.尾高センセ!!!新国で上演して!!


追記

里美ちゃんが次に歌うべき作品は「青鬚公の城」「マクロプロス事件」だと思うの.あと,イゾルデやブリュンヒルデも夢じゃないと思う.

2011年1月29日土曜日

古川逍遙

広尾から古川河口まで at EveryTrail
EveryTrail - Find the best hikes in California and beyond
先日の「雲じい」が「古川・渋谷川」だったのですが,なかなか面白かったので,逆コースでたどってみることにしました.
スタートは広尾から.天現寺の交差点で出会う川が渋谷川.というか,この交差点から河口までは古川です.ほぼ90度のカーブを二つ繰り返し,日の出桟橋近くで東京湾に出ます.
このあたりも川沿いは貧民窟だったそうです.雨が降ると,廻りの大地から生活排水混じりの水が大量に流れ込んだそうです.
昭和20年5月の山の手空襲で,港区もかなり萌えたはずなのに,川筋に古い建物が結構残ってました.
河口まで行った後,日の出桟橋から吾妻橋へ水上バスの旅.面白かった.

2011年1月28日金曜日

イリス☆☆☆☆☆


2011年1月28日 イリス☆☆☆☆☆ ゲネプロ 於 東京芸術劇場大ホール

イリス・・・・・・・・・・・・・小川里美
大阪・・・・・・・・・・・・・・ワン・カイ
京都・・・・・・・・・・・・・・晴 雅彦
チェーコ・・・・・・・・・・・・ジョン・ハオ
ディーア・・・・・・・・・・・・市原 愛
人形・・・・・・・・・・・・・・ホリ・ヒロシ
指揮・・・・・・・・・・・・・・井上道義
合唱・・・・・・・・・・・・・・武蔵野音楽大学
演奏・・・・・・・・・・・・・・読売日本交響楽団

あたくしが一番好きなオペラ,イリス.本番は明後日30日ですが,ご招待いただいて公開のゲネプロを見に行くことができました.

前回の公演も見事でしたが,今回は如何に?

で,結論から言うと,この作品,イリスは高音でスピントの効いた声からソットヴォーチェまで自在に操らなくてはいけないし,結構歌い詰めですし.実は里美ちゃんの歌をフルのオペラで聴いたことはなかったので(池辺センセの現代物はあるけど)こんなハードな作品が歌えるのかと思ったのですが(だって元ミスユニバース日本代表の細い体よ),杞憂でした.

里美ちゃんはトゥーランドットを歌った歌手です(リューではありません)見事に歌いきりました.あの細い体のどこからあんな強い声が出るのでしょう.良く響いてました.芸劇の残響がちょうど良い感じでした.

次に良かったのがディーアの市原 愛さん.人形劇のシーンの声の演技が見事でした.このシーンは多少「臭い演技」が必要とされます.


さて,イリスと言えば冒頭と幕切れの巨大な合唱曲「太陽の賛歌」ですが,合唱の武蔵野音楽大学,見事でした.あたくしが初めてイリスという作品に出会ったのは,メトロポリタンオペラのセンテニアルガラVTRでメトの合唱団が歌ったこの曲でした.メトのコーラスと言えば,ぶら下がるは,揃ってないはと下手くそで有名ですが,そんな下手くそな歌でも,粘っこいオーケストレーションに魅せられました.

同じ頃やはり井上ミッチーの指揮で,東 敦子,松本美和子という,当時の最高のソプラノで初演され,NHKで放映されましたが,照明が暗くて開幕の合唱はカットされたように記憶してます.その後トコディ・ドミンゴの名盤CDが発売され,むさぼるように聴いた物でした.

一昨年のセミステージ上演の時には,偶然,芸劇の客席で里美ちゃんのすぐそばの席になり「数あるオペラで一番好きなのよ」と話しました.その後,新国のホワイエで再会したとき「今度イリス歌うことになりました」と聴いて,「あたくしの一番好きなオペラを一番大切な歌手が歌う」ことになったので,もう天にも昇る心地で今回の公演を待ってました.

ミッチーは暗譜で振ってましたが,ミッチーの指揮は,音楽に疎いあたくしが見てもグイグイ引っ張られる振り方です.開幕のコントラバス独奏からホルンのあたりまで,読響は暖まっていない感じがしたのですが,その後はいい音出してました.

二幕の冒頭の芸者のハミングの曲のテーマは,その後は胡弓で弾かれていました.

字幕も「オペラ」の部分,「ト書き」の部分「(オペラの中での)歌の部分」でフォントまで変えてありました.字幕監修もミッチーなのですが,京都と大阪を関西人にしているのが?????かな.大阪は関西人でも良いけど,京都は吉原の人間だと思うので,江戸言葉のほうが良かったのでは?

NHKホールの見かけ倒しで全く聞こえないシュッケ社のオルガンと違い,(当初は)何かと悪名高かった「エイリアンの顔そっくりの」ガルニエのモダン側オルガンもいい音出してました.


さて,明後日の本番が待ち遠しいのですが,この分なら楽勝でしょう.

2011年1月26日水曜日

今日もViron

まあ,Vironというパン屋兼ブラッスリーがお気に入りなのだけど,ジビエのシーズンなのに,行く機会を逃してました.だって,年末はパリに行ってたから.

で,今日行ったら,なんとベカスがありました.

まず,前菜はシェアして.カニのサラダ.

豚のジュレ.

メインは

ベカスです.今シーズン2羽だけ入ったベカスだそうです.ベカスというのは,打ち落とした後,クビが抜け落ちるぐらいまで吊しておいてから料理する,ほとんど「腐肉料理」です.

匂いも鳥と言うより,くさやに近い,魚系の匂いです.

ベカスの嘴を持って,脳みそを屠るの図.

ソースはもちろんサルミソース.残さず頂きました.

デセールは,ババにラムシロップを「お客様おやめ下さい」と止められるぐらいかけて(止められないで「お好きなだけおかけ下さい」と言われたけれど)

2011年1月25日火曜日

林真理子という生き方

最近唖然としていながらヲチしているのが林真理子という自称作家.
この人の作品はいくつか読んだことがあるが,文章が拙いので好みではない.某皇后の事を書いた小説では,資料にした文献のページまで特定できるぐらいのコピペ(当時はコピペなんて無かったし,林嬢は「パソコン」なるものを使えないので現在も「コピペ」は使っていない模様.強いているなら「書き写し」でしょうか?)だったし,その資料を寄せ集めた以上の内容でもなかったし.そう言った資料を自分の言葉でつむいで作品に仕上げるのが作家のお仕事だと思うのだけど,この人は何であんなひどい文章を書き散らすのだろうと.
この人の嫌なところは「田舎者コンプレックス」丸出しで,向上心だけはあるのだけれど,何をしても全く身につかないことかしら?自称「オペラ好き」で「ワイン通」で「着物好き」らしいけど,オペラ会場で見かけたこと無いわ.
良く行くオペラは「メト」だの「スカラ座」の引っ越し公演.あたくしも滅多に行けないぐらいの超高価チケット(4〜7万円/枚)系らしい.つまり「高価なチケットを貰ったときだけオペラを見る」らしい.それはそれで一つの鑑賞法だとは思うけど.
新国の「神々の黄昏」を一幕だけ見て「長い」と帰ってしまったとか.あのねーそうなの.神々は長いし展開がスローだから,スペクタクルが楽しみたかったら終幕だけ見たほうが良いの.エッセイなんか読んでも「オペラが好きな自分が好き」なだけで,オペラのことはどうでも良さそう.
たまに書き散らすオペラ話も「ラ・ボエーム」「トスカ」「椿姫」とレパートリー作品ばかり.間違っても「タイス」だの「マクロプーロス事件」だの「カルメル会修道女の対話」は知らないわよね.
写真載せたブログが鬼女たちのヲチ対象になっているけど,誰が撮るのか写真がひどい.ずり落ちそうなストール,乱れた襟元,使い終わったコーヒーホワイトナーの容器が転がるテーブル,絞ったレモンが投げ散らかしてあるレストランのテーブル・・・・・・・・・・がさつな女ね.
川島なお美,渡辺満里奈,叶姉妹と共通する偽物臭さがあるし.
ま,林真理子の悪口は,鬼女様たちに任せておこう.

2011年1月23日日曜日

よってたかって新春らくご☆☆☆☆☆

よってたかって新春らくご☆☆☆☆☆ 於 よみうりホール

三遊亭白鳥・・・・・・・・・・・・・・ギンギラX(ピンピンマン改)
桃月庵白酒・・・・・・・・・・・・・・佐々木政談
仲入り
柳家三三・・・・・・・・・・・・・・・鮑のし
柳亭市馬・・・・・・・・・・・・・・・竹の水仙

いやー,林家三平祭りでした.白鳥のピンピンマンはギンギラXと名前を変えてました.ま,個人的にはピンピンマンとウーマンマンのほうが好きだけど,ギンギラXとラブラブZだったかな?になってました.ググっても出てこないところを見ると,この名前にしてからは初めてなのかも知れません.
いつものとおり「最近の親は子供を甘やかす.この子は本当は出来る子なんです,才能はあるんです,三平を継がせて下さい」とか,「パッパラパー女ばかりと付き合ってた海老蔵が」とか.
次の白鳥は「もう水戸黄門は二度と見ない」とか,「今度見かけたら殴ってやる,国分を,目を醒ませ!」と「高座姿が格好良い?見たこと無いだろ!」とか言いたい放題.大受け.
後の二人は真面目だから言わないだろうから,と「三三さんも同じ意見でした」.とか「市馬さんも言ってた」とか.
で,佐々木政談は,子供の表現が実に可愛くて,さすがは白酒.面白くきかせてくれました.

さて,三三は,甚兵衛さんが「頭が暖かくて,泣き虫」に設定.何かというとシクシク泣くという可愛い甚兵衛さんでした.口上を口移しで習うときに「このたびは若旦那が」「このたびはバカ旦那が」「違う!」「だから海老名の」「それは言わない約束!!」とか
甚兵衛さん,大家さん,おかみさんがそれぞれ魅力ある人物で楽しかった.
さて,市馬師,海老名の悪口は言わないで先代正蔵の思い出話と声色から始まって,竹の水仙へ.甚五郎が江戸へ登るときに馬子唄を披露.場内割れんばかりの拍手.
市馬師はもう別格のうまさです.楽しかった.

2011年1月21日金曜日

鈴本演芸場☆☆☆☆☆

2011年1月21日 鈴本演芸場☆☆☆☆☆

初音家左吉・・・・・・・・・・・・強情灸
翁家和楽社中・・・・・・・・・・・太神楽
古今亭菊太楼・・・・・・・・・・・悋気の独楽
橘家圓太郎・・・・・・・・・・・・勘定板
林家正楽・・・・・・・・・・・・・紙切り
柳家小ゑん・・・・・・・・・・・・ぐつぐつ
柳家さん喬・・・・・・・・・・・・天狗裁き
仲入り
ロケット団・・・・・・・・・・・・漫才
宝井琴調・・・・・・・・・・・・・愛宕の春駒
アサダ二世・・・・・・・・・・・・奇術
桃月庵白酒・・・・・・・・・・・・妖怪使い化物使い

今年初めての寄席.混んでました.7割ぐらいの入り?初音家左吉から聴き始めました.菊太楼は圓菊門下で真打ちになったばかり.次の圓太郎,勘定板は面白かった.
正楽師は結婚式,兎と龍,富士山と凧,雪うさぎ.いずれも構図が可愛くて,大受けでした.
中トリは雲助師の代演でさん喬師の天狗裁き.さん喬師は本当にがっかりさせることが無い.大笑いでした.
ロケット団は今日も時事ネタとしてタイガーマスク,その後ヒーローインタビューでした.
アサダ先生は珍しく手品を披露しました.
その後の白酒が,枕で「アサダ先生の手品が見られるなんてラッキー」というと,突然乱入して「そんなことありません」
で,初めて聴いた「妖怪使い」「化物使い」白酒のすっとぼけた雰囲気にぴったりでした.いやーうまいな白酒.

追記どるちゃまの指摘で間違い訂正.(どるちゃまって,いくつになったのかしら?)

2011年1月20日木曜日

ソーシャル・ネットワーク☆☆☆☆☆

2011年1月20日 ソーシャル・ネットワーク☆☆☆☆☆

Facebookのアカウントは持っているけど,何となく胡散臭い感じがしたので,ほとんど使っていませんでした.その後,「創立者は童貞をこじらせたような,頭は良いけどオタッキーで持てない奴.自分でナンパしても誰も引っ掛からないから,ハーバードの女学生の顔写真一覧を作るために作ったのがFacebook」と聞いて何となくわかった.
で,創立者であるマーク・ザッカーバーグは,嫌われて当然の性格破綻者.空気は読めない,行ってはいけないことを言う,他人の話はきかないといった,ほとんど障害者のような嫌な奴.当然Facebookが大きくなるにつれトラブルが続く.
結局いろいろな裁判が「詳しく言えないけど大金を払って和解」になるところからもこの欠陥人間のダメさがわかる.
ところがこの映画マシンガンのように大量の台詞が飛び交うし,展開が早いので「え?もう終わったの」と言うぐらいにテンポがよい.主人公達には全く思い入れはないけれど,退屈もせず,嫌悪感も感じず,楽しめる映画です.そう,映画として物凄く出来の良い映画なんです.お勧めです.
ボートのシーンでTiltshiftした映像が面白かった.

当然ながらこの映画の制作に当たってFacebook側からなんの協力も得られなかったそうです.

2011年1月16日日曜日

月例三三

月例三三独演,新春特別公演☆☆☆☆☆ 於 国立演芸場


柳家三三・・・・・・・・王子の狐
三遊亭兼好・・・・・・・権助芝居

仲入り

柳家三三・・・・・・・・橋場の雪
うまいなあ,本当に何をやってもうまいよ三三.橋場の雪は寄席でも聴いたことがあったけど,今日のほうが面白かった.
大喜利で,手拭い捲きならぬチロルチョコ捲きがありました.
「手拭いを100本蒔くと,500人の恨みを買うから」と終演後全員にひとつずつ振る舞われました.師匠ありがとう.

2011年1月15日土曜日

ラ・バヤデール

2011年1月15日 ラ・バヤデール☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス


ニキヤ・・・・・・・・・・・小林ひかる
ソロル・・・・・・・・・・・デニス・マトヴィエンコ
ガムザッティ・・・・・・・・厚木三杏
ハイ・ブラーミン・・・・・・森田トン健太郎
ブロンズアイドル・・・・・・福岡雄大
指揮・・・・・・・・・・・・アレクセイ・バクラン
演奏・・・・・・・・・・・・東京交響楽団

なにしろ,あたくしの中で「バヤ」のデフォは新国とボリショイのザハロワですから,かなりハードル高いです.いくらロイヤルとは言え.
で,まあ,新国初登場,ザハロワの代役小林ひかる,それなりに良いのですが,ザハロワのようなねっとりとした足の上げ方ではなく,すっきりとしたところがあたくし的にはん〜〜〜.
でもプロポーションもきれいで,同じく日本人離れした厚木さんと絡むと,とても日本のバレエ団とは思えない美しさです.
今回も新国のコールドバレエが世界一美しいと言うのは,今日もよく分かりました.
トン健太郎くん,顔が童顔だから,威厳のある大僧正というより「一休さん」なのが残念.
ザハロワの不在をカバーするためか,マトヴィエンコが異常に張り切ってました.あなたはテクニックで見せるダンサーじゃないから(ルジが担当するはず)
でも,この新国のプロダクションは本当にきれい.装置と照明はどこに出しても恥ずかしくないレベル.
吉田都ちゃんが来てました.新国では珍しく,ファンに囲まれてました.ほとんど全ての握手や写真撮影に答えてました.さすがは女王.ビントレーもスポンサー廻りしてました.あそこにいたのは西島千博か?

2011年1月14日金曜日

ウェスティンの炎上騒ぎ

まあ,あっちこっちで炎上騒ぎ.今度はウェスティンですか?あたくしも比較的早くからヲチしてたのですが.
今回の着火点は「ホテル従業員から情報が漏れた」事ではなく.その漏らしたバイトの女子が,恐ろしく足りない,残念な子であったため,本人をふくめ多数の個人情報がだだ漏れになった事でしょう.
おまけに見た目もかなり残念なのに,キャッチセールスをナンパされたと誤解するような「病的なまでにポジティブであったこと」もあります.
さらに,炎上語も何回かMIXIのアカウントを取り直したりそしてそのアカウントが「退会時のアカウントから容易に推察できる痛いもの」であったりと,抜群のタイミングで燃料を投下してくれたことでしょう.
ホテルの顧客情報を仕事場からTwitterで生中継なんて許されるものではありませんが,・・・・・・・・漏らすなら某匿名巨大掲示板でやるのが「良識あるオトナの行動」です.
ゆとり×情報社会=クラスター爆弾
そして,当事者の某サッカー選手は見事にスルーされていて却ってかわいそう.

今回tweetから燃えるまでの時間軸が投稿されてました.ネラーって仕事早いわね.

41 名前: エキベ?(東京都) [sage] 投稿日: 2011/01/13() 10:34:38.43 ID:aS5uAsQC0

1/11

22:50 問題のツイート

1/12

02:40 ν速に最初のスレが立つ

02:40 Twitterプロフィールから学部確認

03:07 Twitterの登録リストから女子学院であることを確認

03:13 アカウントのtkngから苗字は徳永、竹永を類推

03:15 mixiアカウント発見、参加コミュから09入学の中央大、予備校は早稲田塾

03:15 Twippleの写真からウェスティンホテル東京を確認

03:17 Google検索、中央大学理工学部、洋弓部に竹永葵を確認

03:20 昨年の対戦相手、明大アーチェリー部の試合記録にて中央大に○○○を発見

03:36 過去のツイート「22階から見る景色」「忙しかった。そんなに高級鉄板焼きが食べたいか」勤務先「恵比寿」確認

03:37 Twitter,Twilogとも魚拓確保

03:57 facebookアカウント発見、最初の顔写真

04:05 mixiアカウント名変更

04:05 Twitterアカウント削除

(---ここまで1スレ目---)

04:20 facebookアカウント削除

(これにてこれらのアカウントが同一人物であることがほぼ確定)


05:30 ガジェット通信、ロケットニュース掲載

06:05 芸スポ板に最初のスレ

06:47 既婚女性板に最初のスレ

12:55 卒業アルバムの写真がうpされる


16:48 MSN産経にニュース掲載

17:22 Yahooニュース掲載

21:05 総支配人からお詫び掲載


一番の被害者はウェスティンだと思うけど.

くわばらくわばらつるかめつるかめ






2011年1月10日月曜日

トリスタンとイゾルデ☆☆☆☆☆

2011年1月10日 トリスタンとイゾルデ☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

トリスタン・・・・・・・・・・・・ステファン・グールド
イゾルデ・・・・・・・・・・・・・イレーネ・テオリン
ブランゲーネ・・・・・・・・・・・エレナ・ツィトコーワ
クルヴェナール・・・・・・・・・・ユッカ・ラジライネン
マルケ王・・・・・・・・・・・・・ギド・イェンティンス
メロート・・・・・・・・・・・・・星野 淳
指揮・・・・・・・・・・・・・・・大野和士
演奏・・・・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

素晴らしい演奏でした.歌手達がいい声出してました.テオリンは日本デビューの「トゥーランドット」の時にあの大音響のオケとオルガンのカーテンを楽々と越える声が素晴らしかったし,その後がブリュンヒルデ.もう「次はイゾルデしかないんじゃねえ?」なかんじでしたが,まさにその通り.
ツィトコーワも指輪でフリッカを歌い,あの細い体のどこからあんな強い声が出るのか不思議なくらい.
何でこんなに歌手に負担をかけなくてはいけないんだ!という作品です.どの歌手もフォルテシモで高音を延々と歌わなければなりません.しかもトゥーランドットほどではないけど,オーケストラも唸ります.たちが悪いのが,さらにソットヴォーチェやらピアニシモやらが,ほとんど聞こえないぐらいのオケと共演したりします.大変な作品です.
演出もわりとシンプル(でも本火本水使ってますが)で,照明がきれいでした.
序曲と供に,紗幕越しに月が昇り,向こうからトリスタン達とイゾルデ,ブランゲーネを乗せた船がやってきて,その船の上で一幕.二幕は巨大な柱とネオン管のようなオブジェ,ホリゾント幕一面に銀河.終幕は以下にもケルトな岩肌の海岸に月.美しい演出でした.
相変わらずソロに難有りの東フィルでしたが,まあ良いでしょう.12年振りに新国登場の大野もたくさんのブラヴォーを貰ってました.
唯一いただけなかったのが,水夫.あの格好じゃ「アイーダの奴隷」か「海賊のアリ」だよ.

2011年1月9日日曜日

しあわせの雨傘

2011年1月9日 しあわせの雨傘☆☆☆☆☆

早くも今年No1かもしれない作品です.フランソワ・オゾン,カトリーヌ・ドヌーブ,ジェラール・デパルデュー,面白くない訳がないのだけど,とにかく面白くさわやかですっきりする映画です.
時代は1977年,結婚30年目のスザンヌ,雨傘製造会社の社長である亭主は,日本の団塊世代石頭みたいな聞く耳持たぬ頑固男.朝のジョギング,刺繍,詩を作る以外にすることがないブルジョワの奥さま.亭主が従業員に厳しいためストどころが暴動すら起きかねない.何とか従業員代表と団体交渉しようとしたらこの亭主心臓発作で倒れやがった.で,何にも出来ない深窓の令嬢がそのまま大人になったようなスザンヌが代わりに出て行くが,何かトンチンカン.共産主義者の市長に仲介を頼みなんとかこなす.
ところが,この奥さまが経営を任されたら,何と会社がうまく行くではないか.
亭主を「専業主夫」に追い込んでしまうが,やがて亭主の反撃を食らう.ところが,実は一番強かだったのはこの奥さまでした.
何がどう強かだったかは作品を見て下さい.

2011年1月5日水曜日

DQN社長

新年おめでとうございます.

年末年始は,人出が多いのでどこにも行かず,テレビは池沼情弱下流向け番組ばかりで見る気もしなかったさなか,実に香ばしい事故をぶっ放してくださった横浜の社長さんのおかげで,思いがけず大がかりな炎上を観察しておりました.

だますほうもだまされるほうにも同情できない内容でしたが,炎上後の燃料投下タイミングが絶妙で,現在も延焼中のようです.

どうやら,絵に描いたようなDQNのようで.

あたくしの友人にも中学を出てすぐに鮨屋修行し,その後立派な寿司職人となってお店を構えている人がいます.

彼は幼い頃から鮨職人に憧れて,中学の時から近所の鮨屋に小僧みたいに出入りして,自分の将来を「寿司職人」と決めて,「寿司職人になるなら学歴よりも職歴が大事」とばかりにその鮨屋に弟子入りして,充分に修行した後のれん分けして貰ったの.地元では有名店になってるわ.

一方事件の社長は高校中退で,デザイナーを目指し(自称)バイト先で飲食店の立ち上げを経験して一発当てようとして飲食業に入ったいわゆる「飲食業はDQNの巣窟」と言われるタイプ.自社のレストランもバイトだけで回していたみたいね.しかもそのバイト連中は茶髪で喫煙や飲酒を堂々とブログに載せる情弱,下流.鬼女様やネラーが発掘すれば次から次へわき上がる疑惑.おまけに社長自体が最後まで「運送会社が悪い,一番ひどい写真をアップした消費者が悪い」と他人のせい,と,96時間ルールをこえて延焼中です.

こんなん見つけました.


低学歴・低能・成金DQN社長が好きな言葉

・ロマン・仕掛ける・新しい風

・革命・Win-Win・オンリーワン

・人材・人脈は宝・サプライズ

・これからは英語・コラボ

・グローバル/世界が相手

・クラウド・車は外車

・知る人ぞ知るブランド

・結婚がもし、くだらないんだったら人類はとっくに居なくなってるよ

○○は成長、感動、ドラマを生むステージだ!(○○の例:厨房など)


低学歴・低能・成金DQN社長が尊敬する人

・豊臣秀吉・坂本竜馬


低学歴・低能・成金DQN社長が言われてうれしい言葉

・業界の異端児/風雲児

・若くして大成功

・奥さん綺麗ですね


低学歴・低能・成金DQN社長の休暇

・サーフィン・ド下手ゴルフ・ハワイ旅行


低学歴・低能・成金DQN社長の夢

・ハワイへ移住して毎日ゴルフ


低学歴・低能・成金DQN社長が苦手な物

・クレーム・学歴の話