2011年1月9日 しあわせの雨傘☆☆☆☆☆
早くも今年No1かもしれない作品です.フランソワ・オゾン,カトリーヌ・ドヌーブ,ジェラール・デパルデュー,面白くない訳がないのだけど,とにかく面白くさわやかですっきりする映画です.
時代は1977年,結婚30年目のスザンヌ,雨傘製造会社の社長である亭主は,日本の団塊世代石頭みたいな聞く耳持たぬ頑固男.朝のジョギング,刺繍,詩を作る以外にすることがないブルジョワの奥さま.亭主が従業員に厳しいためストどころが暴動すら起きかねない.何とか従業員代表と団体交渉しようとしたらこの亭主心臓発作で倒れやがった.で,何にも出来ない深窓の令嬢がそのまま大人になったようなスザンヌが代わりに出て行くが,何かトンチンカン.共産主義者の市長に仲介を頼みなんとかこなす.
ところが,この奥さまが経営を任されたら,何と会社がうまく行くではないか.亭主を「専業主夫」に追い込んでしまうが,やがて亭主の反撃を食らう.ところが,実は一番強かだったのはこの奥さまでした.
何がどう強かだったかは作品を見て下さい.
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