神戸ファッション美術館

憧れのイヴニングドレス展

三年ぶりのファッション美術館．イブニングドレス展です．19世紀後半のクリノリンから，バッスル，そしてアール・デコから20世紀のオートクチュールまで．ほぼ全作品が本物です．香淳皇后が渡欧，渡欧時のドレスはバルマンが作っていたそうです．
トワルで附田作品は手袋をして触る事が出来ます．マドレーヌ・ビオネのドレスは，型紙と詳細な設計図が出版されています．
残念ながら図録がありませんでしたが，あったら絶対買ってました．

さて，神戸と言えば，関東の横浜に通じるオサレな街で，オサレなカヘやレストランやスイーツ（笑）がたくさんあります．
しかし，どのお店も店員のサービスが残念でした．

1. オサレなカヘ．映画の撮影にも使われる有名店．「スイーツ（笑）の見本を持って参りましょう」と言いながら，頼んでもいない物が出る．「間違えました」と言って見本の皿を持ってくる．「このピーチを」と頼んだら「苺」が出てきた．
2. 夜景のきれいなフレンチのレストラン．コート・デュ・ローヌの赤を頼んだら「ブルゴーニュの赤」を持ってこられて「コート・デュ・ローヌを頼んだのですが」と言ったら「こちらでございますね」と見慣れぬボトルが．よく分からないからテイスティングしようと思ったら「白」．「赤をお願いしたのですが」でやっと望んだワインが．
3. 老舗ホテルのバーで．一緒に行った元同僚が頼んだオーダーと逆さまに運ばれる．

ま，値段は夜景と考えましょう．

ファッション美術館の入っている建物に神戸ファッションプラザというSCがあるのですが，寂れ具合が半端じゃない．物凄く「モダン」な建物の中に廃虚のようなSC．
９階建てのようなのですが，営業しているのは4階までと８階のレストラン街．そのレストラン街も，営業しているのは3店だけ．神戸の中心部からわずか数キロの新興住宅地にあるのに，前回来たときには確かシネコンがあったのに，影も形もありませんでした．廃虚マニアの方にお勧めです．