2014年1月11日土曜日

都心の限界集落

前回の東京オリンピックの前に,都内近郊にマンモス団地がたくさん作られました.あちらこちらのホームレス(当時の名称は浮浪者かしら?)を海外の観光客から隠蔽するためです.
その頃作られた「団地」がどんどん限界集落化しています.最近になって,主として耐震性能の問題から,次々に建て替えられていますが,高齢者の場合,収入の面から建て替え後の住宅に住めないことも珍しいことではありません.通常は団地の一部を建て替えずに残し,「建て替え後の住宅に住めない」人達を収容しているようです.
 まずは戸山ハイツ.昭和四五年頃の建物です.シャッター外に近いけど,結構お店は開いています.
 人がいません.休日の午後.
 低層住宅はバリアフリーとは無縁です.



 公演には結構子供の姿も見られます
 どうやら餅つき大会があるようです.
こういった柑橘類の木はお約束です.
新宿まで目と鼻の先なのですが.
 続いて国立競技場近くの霞ヶ丘団地へ.ここの住人は前回の東京オリンピックの時に,国立競技場建設のために立ち退きをさせられた人達が主流でした.そして,また次回の東京オリンピックに向けて立ち退きさせられるようです.
 団地のお向かいにも趣のある家が.
 低層住宅ばかりです.青山からすぐの場所とは思えません.
営業中がむなしい,商店街である外苑マーケットは八百屋兼雑貨屋が一軒営業しているだけです.この近くのスーパーとなると,外苑前駅近くのピーコックぐらいしか無いのでしょうか?
公園で遊ぶ子供たちもいましたが,ここの住人かどうかは解りません.
 ここももうすぐ取り壊しになるのでしょうね.
限界集落と言っても,
本物の限界集落とは違って,生き延びる術はいくらでもありそうなところが助かります.

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