ミハイロフスキー劇場バレエ 新春スペシャル・ガラ ☆☆☆☆ 於 東京国際フォーラム ホールA
第一部 くるみ割り人形 第二幕
マーシャ・・・・・・・・・・・・・アンナ・クリギナ
王子・・・・・・・・・・・・・・・アンドレイ・ヤフニューク
第二部 白鳥の湖 第二幕
オデット・・・・・・・・・・・・・アナスタシア・ソボレワ
ジークフリート王子・・・・・・・・ファルフ・ルジマトフ
第三部 ライモンダ 第三幕
ライモンダ・・・・・・・・・・・・吉田都
ジャン・ド・ブリエンヌ・・・・・・デニス・マトヴィエンコ
指揮・・・・・・・・・・・・・・・パヴェル・ブベルニコフ
演奏・・・・・・・・・・・・・・・ミハイロフスキー劇場管弦楽団
日本では長いこと「レニングラード国立バレエ」とか「レニ国」「マールイ」と呼ばれていたバレエ団.素晴らしいバレエ団なのに,スターが不在でいまいち,マイナーだったバレエ団.以前は冬に全曲版,夏に名場面集と年に二回は来日していた.ルジマトフが芸監になって,面白くなってきたら,呼び屋の光藍社の事情なのか,来日はキエフ・バレエが多くなった.
あたくしは,このバレエ団のシェスタコワ(現シャドルーヒナ)が大好きで何度も通ったし,以前は「白痴美」と言われたペレンちゃんも成長してきているし,おすすめのバレエ団だと思います.コール・ド・バレエの美しさは有名です.
ここはチャイコのバレエ,ほとんどカットしないで上演します.「眠り」は延々と続くし,くるみも道化の曲が入ります.金米糖のコーダも演奏されます.
で,ちゃっかりルジが出てました.王子様で.いやーーールジ大したもんだ.まだまだ踊れる.新国立劇場の柿落し「眠り」がルジとビシニョーワでしたね.
このバレエ団,男子が弱いと言う欠点があったものの,今回はそこそこ努めてました.
くるみは中国の踊りコンビが良かった.
さて,ライモンダ,ロイヤル・バレエはグラン・パしか持ってないから,都ちゃんが全曲版を踊ったのは新国の「天覧」のときだったはず.キエフとも踊った演目.マトヴィエンコはマリインスキーもボリショイもマールイも所属した謎の名人.新国ではザハロワとの共演も多い人.
国際フォーラムは,そもそも会議場であって,クラシック用のホールじゃないし,5000人のキャパは広すぎる.けど結構音よくね?
何より安心だったのはマールイのオケがしっかり音を出してくれたこと.東フィルだとひやひやするホルンもひっくり返らないし.弦も響いていた.こう言うオケでバレエみたい!.
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