あたくしはハロウィンもそれ以外のキリスト教の祝い事も,原則参加しません.
キリスト教徒でもないし.
ま,クリスマスに七面鳥を焼くぐらいのことはしますが,単に料理が好きだから,丸ごとの肉を焼いてみたいというだけのこと.この時期は手頃なサイズの七面鳥が手に入りやすいから.
そもそもカトリックはクリスマスに肉を食わない.だから,敬虔なカトリックの国,ポーランドとかクロアチアとかは鯉を料理する.七面鳥だって新大陸由来だから,歴史的にヨーロッパの人たちは食べていなかった.かつてはガチョウがクリスマスディナーの定番だった.(マクドナルドや他のハンバーガー店が必ず「フィッシュバーガー」をメニューに入れているのは「金曜日には肉を食わない」カトリックのため)
先住民の祭りや宗教を徹底的に潰したキリスト教も,ケルト人の大みそかである10月の31日は無視できなかった.だからキリスト教に組み込んで「万聖節」All Hallow's evening,略してHallowe'enになった.かぼちゃも新大陸由来だから,ヨーロッパでは使われなかった.スウィードと呼ばれる大きな蕪を使った.
ハロウィンとセントパトリックデーは,ヨーロッパ紀元だけど,騒ぐのはアメリカ人だけ.ヨーロッパでも(ここ数年は多少騒ぐけど)ほとんど何も行われない.
そして,何よりハロウィンが嫌なのは,都心から始まり,飛びついたのがベッドタウンと言われる地域の「意識高い系親子」(意識高いと意識高い系は違う)
都心はアメリカ人も多いので,一部地域ではハロウィンが行われていた.そういうところに仮装した田舎の親子が飛び入りで参加するようになった.都心の地域では見慣れない親子がウロウロするということで,参加する子供も,子供が訪問していい家庭も登録制になって,締め出した.
そうしたらベッドタウンで,自分たちで始めだした.と言う経緯があったので「全く田舎もんのすることは」という偏見があった.
ハロウィンにしろ,セントバレンタインデーにしろ,子供たちがワイワイ騒ぐは可愛くて微笑ましいけど,他に楽しみを知らない下流のDQNたちが参加するような薄っぺらい催しには嫌悪感しか感じません.バブル時代のF1と同じ.
F1はバブル後の低迷期を越えて,真面目なファンが増えて復活した.
ハロウィンと恵方巻きは露骨に商売の匂いが強いからね.騙される底辺がいても構わないけど.
ハロウィンももう少ししたら落ち着くかもね.そうしたらあたくしも参加するかも.
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