2016年6月23日 帰ってきたヒトラー☆☆☆☆☆
またもや変な映画.ベストセラーの映画化だそうです.
ふと気がついたら2014年のベルリンにいたヒトラー.新聞キオスクの親父に拾われて暫しの恩を受ける.そして,もともと賢い男なので,その間に自分が何らかの原因で2014年に現れたことを知る.落ち目のダメ人間テレビマン,ファビアンが,一発逆転を狙ってヒトラーを「芸人」としてテレビ局に紹介する.局長失脚を狙う副局長が,これ幸いとテレビの対談番組に「人道的に許されないヒトラーの登場」,まさかの大ヒット.あっという間に人気者に.副局長はもう一度,お蔵入りになっていた「怒りに任せて犬を射殺するヒトラー」の映像を流す.「人種差別は良いけど犬を殺すのはダメ」とヒトラー人気は凋落.局長は失脚.
ところが,ヒトラーがテレビに出なくなったらそのテレビ局は見る見る視聴率を落とす.暇を持て余したヒトラーは「第二の自伝」を執筆.一大ベストセラーになり失脚した局長の手で映画化が進む.ヒトラーはネオナチに「売国奴」呼ばわりされて襲われ,一躍国民のヒーローへ.
副局長は背に腹は代えられぬと再度ヒトラーをテレビに出す.
ファビアンは,自分の恋人にユダヤ人の血が流れていると知り,露骨に嫌がるヒトラーを見て本物と悟り発狂.
ヒトラー映画は大ヒットし,ヒトラーの信奉者がどんどん増えていく.第二次大戦前と全く同じ様相を示して映画は幕.
コメディですが薄ら寒くなる内容.ただし,ヒトラーの言う移民排除,この国で生まれた難民二世は「親の国に返せ」,この国で子供を持ちたいか?は日本でも同じ国籍も取らずに選挙権を欲しがる特アの一部なんか「親の国に返して徴兵する」のが一番よ.
ドキュメンタリー形式だからなのか,本当にゲリラ的な取り方をしているのか,一般市民の顔にモザイクや黒線がたくさん入ってます.
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