銅板葺のような屋根の,見た感じ六角形か八角形の感じの2つのビルが,10米ほど離れて並んで立っている.
絶対に変な宗教団体の建物だと思ってました.
そしてこれがその千住大橋の物件.
なんとなく胡散臭いでしょ?
ところが,これは「石洞美術館」という美術館だったのです.千住金属工業の創立者?である佐藤千壽氏の個人コレクションを元に作られた美術館です.
このように個人コレクションから発展した美術館は日本に数多くあります.出光,ブリジストン,三井等々.そもそも,国立西洋美術館がフランスから変換される「松方コレクション」の受け皿として作られたようなもの.
作品も面白いけど,丁寧な解説が付いているのが楽しい.
千住大橋の駅前と言って良いロケーションです.あたくしが行った時は,他に2人しかいなくて,その二人もすぐ出て行ったのでほぼ貸し切りでした.
千住大橋の周りは,かつては工場地帯,それも皮革,製靴工業の一大生産地でした.
我々の年代だと「コインローファー」のリーガルやハルタ,最近では化粧品も作ってるニッピなどがありました.これらの工場や本社機能が移転し,大規模な空き地ができ,現在再開発を行っているところです.タワーマンションが立ち並び,千住大橋の駅前にはショッピングセンターもできました.
上野からも京成線ですぐですから,一度伺ってみませんか.
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