2007年4月23日月曜日

スロヴェニア国立マリボール歌劇場公演 ラクメ☆☆☆☆☆

2007年4月23日スロヴェニア国立マリボール歌劇場公演 ラクメ☆☆☆☆☆於 東京文化会館大ホール
ラクメ・・・・・・・・・・・・・・デジレ・ランカトーレ
ジェラルド(ジェラールだと思うのだけど)チェルソ・アルベロ
ニラカンタ・・・・・・・・・・・・エルネスト・モリリョ
マリカ・・・・・・・・・・・・・・イレーナ・ペトコヴァ
指揮・・・・・・・・・・・・・・・フランチェスコ・ローザ
演奏・・・・・・・・・・・・・・・マリボール歌劇場管弦楽団
ラ クメというと「鐘の歌」と「花の二重唱」ぐらいしか有名ではないけど,ドリーブの作品だけあって,実は物凄く美しい音楽です.「鐘の歌」みたいな超絶技巧 の曲があるために,滅多に演奏されないけど,いっそのこと「鐘の歌」をカットするか他の歌に変えれば,もっと上演されても良いように思うのだけど.
で,マリボール(どこやねん?)のプロダクション,意味不明の二階建てはあるものの,こぢんまりとまとまっていて良かったです.なにかと「ラ・バヤデール」に似たような衣装ですね.
ランカトーレ,低音がちょっと?だったけど,高音は良く響いてました.鐘の歌は見事としか言いようのない歌唱でした.演技は,いつも「獲物を狙うネコの姿勢」なのが気になりましたが.
オケは貧乏くさい音だけど良くやってました.多分楽器が安物なんだと思います.
で,終わってみて,あたくしは大好きな作品だから,十分満足しました.
追記 ところで,マリボールってスロヴェニア第二の都市で,人口は10万,グラーツから車で30分ほどなのでオーストリアやイタリアからの観客もいるそうです.この程度の都市でもちゃんとオペラ劇場があるのは羨ましいわね.
以前プルゼーニュの歌劇場も素晴らしい「利口な女狐の物語」を見せてくれましたね.
マリボールとは神聖ローマ帝国時代,MarkgrafのBurgがあったのでMarkburgと呼ばれていたのが訛ったのだそうです.
あたくし達の世代はドリーブと言えば「子供世界ニュース」のマズルカなんだけど.

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