2009年10月31日 パトリシア・プティボンオペラアリアコンサート☆☆☆☆☆
於 東京オペラシティコンサートホール
於 東京オペラシティコンサートホール
ソプラノ・・・・・・・・・・・・パトリシア・プティボン
指揮・・・・・・・・・・・・・・デイヴィッド・レヴィ
演奏・・・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団
昨年来日したときには見逃したプティボン.NHKの放映で見て「見に行けば良かった!」と言うわけで今回は行ってきました.
前半はモーツァルト,ハイドンとあたくしの苦手な曲目が並んでいる物の,プティボンの,細いけど物凄く声量の豊富な声,正確なコロラトゥーラ,かわいらしい容姿に演技力,全てが味わえるソプラノです.
さて,休憩をはさんでレパートリーが現代物となり,バーバー,バクリと美しい曲が続きます.バクリの曲はオケとウィンドマシンという変わった組み合わせが綺麗でした.一度引っ込んで,再度指揮者が出てくると,プティボンが追いかけてきて,燕尾服のホワイトタイをはぎ取り,きれいな色のネクタイに替える「ほらこのほうが良いでしょ?」大笑い.もう素晴らしい芸人根性.
バーンスタインの「キャンディード」序曲(題名のない音楽会)のあと,へんてこな帽子を被ってタオルを首に巻きプティボンが登場.バイオリンや指揮者に絡みながらクネゴンデの歌.「ああ,悲しいあたしの人生」と嘆き悲しんだ後「ハハハ楽しんでやる」と歌いながら二階席に色目使ったり.これもまた正確なコロラトゥーラが美しい.最後にタオルを指揮者に投げつけると,見事に顔に引っ掛かった.お見事.
彼女は本当に見事なエンターテイナーです.
最後の「虹の彼方に」クラシックの歌手がポピュラーを歌うと悲惨なことが多いのに,彼女の歌は決まっていた.彼女ならもっと砕けた歌も歌えるでしょう.
アンコールは舞台に座り込んで歌いました.
レセプショニストさんたちのブリーフィング
クーン社のオルガン54ストップ3MP
オペラシティのロゴが入ったワイングラス.
開演を告げるのはこのベルです.
アンコールはポーター.
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