2011年3月1日 英国王のスピーチ☆☆☆☆☆
良い映画でした.感動すると言うより,ほっこりします.
人妻好きで,「何かと問題のあるシンプソン夫人」との愛を選び,退位した兄,エドワード八世の後を継いで,英国王になったアルバート.この名前は「ドイツ風すぎる」ということからジョージ六世として即位.しかし,彼は子供の頃から兄,父,乳母らから虐待を受けていたので吃音が激しかった.
今の時代なら「吃音」は心の問題だから「話す訓練」よりも「カウンセリング」のほうが大事である事は判るけど,当時はエロキューションの先生や,訳のわからない医者がいかがわしい治療をするから治るわけなど無い.妃であるエリザベス(あたくしの世代はエリザベス王太后として記憶しているけど)はもっといかがわしい男を見つけてくる.この男はFワードやswareな単語を言わせたり,歌わせたりエキセントリックな治療をする.
その二人の友情物語です.もちろん主演のコリン・ファースも良いのですが,王妃役のヘレナ・ボナム・カーターも見事です.それと,控えめな音楽も.
wirelessみたいな古めかしい単語やスノッブな発音,典型的なイギリス英語の言い回し等,英語も楽しめます.
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