楽しめなかった「コジ」,しかし,幸いバックステージツアーの抽選に当たりました.以前はチケット制で開催されていたバックステージツアー,最近は公演当日に抽選でおこなわれるようになりました.
数年前,今の蝶々夫人初演の時,バックステージツアーに参加した事があります.その時は奥舞台が前に出て,ドン・キのセットが乗ってました.蝶々夫人は主舞台に乗って,奈落に納められていました.今日はそれ以来の久しぶりのバックステージです.
まず,客席の一番前へ,ちょうどコジの舞台が(盆が乗った奥舞台です)が奥に収納されるところでした.その後,主舞台の迫りが上がって,細々した装置を納め,下に沈みます.明日初日の蝶々夫人は下手舞台に組んであります.
奥舞台の盆は九間あるそうですが,今回の盆はその上に十間の舞台を乗せたそうです.
装置はモデナの歌劇場工房で作られ,コンテナ7台に収納されて,3月11日,震災の日にイタリアを出発したそうです.キャンプ場の車やキャンピングカーは日本で調達したそうです.
さて,ピットも一番下まで下げられ,この状態で楽器庫からの通路が現れます.楽器庫から様々な楽器が運ばれてきます.モーツァルトの小編成なオケから,蝶々夫人の巨大なオケに変わります.
ピットは無駄な配線が無くて良いよう,初めからコンセントを多数埋め込んであるそうです.
その後,下手舞台を通って主舞台へ.著作権の関係で舞台の写真撮影は出来ません.
客席側は撮影OKです.
四面舞台から客席を見ると,実に狭く感じます.
プロンプターボックスです.多くの歌手が契約の条件として「プロンプターの使用」を上げているそうです.
オペラ通にとってバックステージツアーは夢のような催しです.有料のチケット制でよいから.
銚子だって,あのコンテナの間に順路を付けてくれたらバスチャーターしてでも行くのに.
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