2012年4月7日土曜日

オテロ☆☆☆☆

2012年4月7日 オテロ☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

オテロ・・・・・・・・・・・・ヴァルテル・フラッカーロ
デズデーモナ・・・・・・・・・マリア・ルイジア・ボルシ
イアーゴ・・・・・・・・・・・ミカエル・ババジャニアン
指揮・・・・・・・・・・・・・ジャン・レイサム=ケーニック
演奏・・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

初演時もソプラノのドタキャンがあったこのプロダクション,今回もドタキャンでデズデーモナが変更.しかし良かった.初演の時も面白かったけど,今回も「レパートリー公演として最高の出来」だと思いました.今の新国に必要なのは,こうやって「いつでも上演できる,キャンセルの時にもプログラム変更が出来るレパートリー」を充実させることでしょう.
そして,ここの所「スター不在」でも十分楽しめる公演が増えてます.
主役二人も何の落ち度もない演技と歌唱,周りを固める脇役まで充実していました.
また,出来不出来の大きかった東フィルも,最近は「座付のオケ?」というぐらいいい演奏を聞かせてくれました.
若杉センセのときには「もう二度と上演しないであろう」作品が多すぎて,この劇場のレベルアップにはならなかったような気がします.もちろんそれはそれで楽しめましたが.
そういう意味でレパートリー公演を充実させている尾高センセはとてもオペラに精通しているのでは?と思い始めました.

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