2012年11月27日火曜日

マリインスキー劇場 ラ・バヤデール☆☆☆☆☆



2012年11月26日 マリインスキー劇場 ラ・バヤデール☆☆☆☆☆ 於 東京文化会館大ホール


ニキヤ・・・・・・・・・・ディアナ・ヴィシニョーワ
ソロル・・・・・・・・・・イーゴリ・コールプ
ガムザッティ・・・・・・・エカテリーナ・コンダウーロワ
ハイ・ブラーミン・・・・・ソスラン・クラーエフ
ゴールデンアイドル・・・・キム・キミン
指揮・・・・・・・・・・・アレクセイ・レプニコフ
演奏・・・・・・・・・・・マリインスキー劇場管弦楽団

出ました,満点のパフォーマンスです.ヴィシニョーワとコールプに神が降りてきました.それだけじゃありません.その神様がコールドバレエにまで乗り移って,素晴らしい名演を見せてくれました.
独自の演出もたくさんありました.ドジョウすくいの間,ソロルは右往左往,立ち上がったり座ったり,落ち着きません.ニキヤがヘビに咬まれて,ハイ・ブラーミンが薬を上げようとするとき,ハイ・ブラーミンの指示で一同後ろを向きます.
ゴールデンアイドルは,鮮人でしたが,細いながらも,手足が長く,とてもセクスィーな体型でした.
ヴィシニョーワ,1,2幕のヘッドドレスは独自の物を着けてました.コールプも最後の衣装は他の人とは違う色でした.
まーとにかく見逃した人がかわいそうになる名演でした.
舞台って生ものですね.

2012年11月25日日曜日

マリインスキー劇場 ラ・バヤデール☆☆☆☆

2012年11月25日 マリインスキー劇場 ラ・バヤデール☆☆☆☆ 於 東京文化会館大ホール


ニキヤ・・・・・・・・・・オクサーナ・スコーリク
ソロル・・・・・・・・・・ウラジーミル・シクリャリョフ
ガムザッティ・・・・・・・エレーナ・エフセーワ
ハイ・ブラーミン・・・・・ウラジーミル・ポノマリョフ
ゴールデンアイドル・・・・アレクセイ・ティモフェーエフ
指揮・・・・・・・・・・・アレクセイ・レプニコフ
演奏・・・・・・・・・・・マリインスキー劇場管弦楽団

ミハイロフスキー劇場で活躍し,毎年のように来日していたエフセーエワがマリインスキーに移籍して4年,全く音沙汰が無かったのですが,昨今の産休,故障で急遽ガムザッティを踊ることに.マールイ時代からガムザッティは得意にしていただけに期待が持てます.
で,主役の不安定コンビ,スコーリクとシクリャリョフ,大きな破綻はありませんでした.シクリャリョフはヒゲまではやして,すっかり大人に.でも相変わらずサポートはへたくそ.エフセーワは貫禄十分だし,白粉でも塗っているのかと言うほど白い肌の色はいつも通り.踊りも充分見せてくれました.
スコーリクもやはり21世紀のダンサーだから,180度以上足も開きます.
今日は二階席だったので音楽も良く聞こえてきました.でも満点じゃ無いのは,やはりソロルが生き残る演出は好きじゃ無い.と言うことでしょうか.
さて,明日はヴィシニョーワだ.

2012年11月24日土曜日

ダニール・シムキンのすべて インテンシオ☆☆☆☆

2012年11月24日 ダニール・シムキンの全て インテンシオ☆☆☆☆ 於 ゆうぽうと

Qi・・・・・・・・・・・・ダニール・シムキン
葉は色あせて・・・・・・・ジュリー・ケント
      ・・・・・・・コリー・スターンズ
チャイコフスキーPDD・・イザベラ・ボイルストン
           ・・ホアキン・デ・ルース
白鳥も湖よりアダージョ・・イリーナ・コレスニコワ
           ・・ウラジーミル・シショフ
椿姫より3幕のPDD・・・・ジュリー・ケント
         ・・・・ロベルト・ボッレ
海賊より2幕のPDD・・・・マリア・コチェトコワ
         ・・・・ダニール・シムキン
休憩
雨・・・・・・・・・・・・イザベラ・ボイルストン
 ・・・・・・・・・・・・ダニール・シムキン
ジゼルより2幕のPDD・・・マリア・コチェトコワ
          ・・・ホアキン・デ・ルース
クルーエル・ワールド・・・ジュリーケント
          ・・・コリー・スターンズ
白鳥の湖より黒鳥のPDD・・イリーナ・コレスニコワ
           ・・ウラージミル・シショフ
ロミオとジュリエットより1幕のPDD・吉田都
             ・・・・・ロベルト・ボッレ
レ・ブルジョワ・・・・・・ダニール・シムキン

シムキンなんか興味なかったの.ボッレと都ちゃんが出ることになったから見ることにしたの.そしたら・・・・・シムキン凄いわ.バリシニコフか熊川かって言うほどのかっとびマネージュ.体型がおこちゃまだから,坊や坊やと思ったら,もう25になるのね.
タッチキンバレエのコスレニコワ,白鳥だけの人だけど,特に切れ味は感じなかったけど,黒鳥の32回転,ダブルはないけど,軸足がぶれないのは凄い.でもなんでこの人?
そして,ジュリケン.この女もうダメだと思ってからもう何年たつのだろう.まだ充分踊れてます.改めて尊敬します.
そして,都ちゃん.「安定」という言葉がよく似合う.全く危なげない踊り.ボッレが「彼女と踊るの楽しい」と言わんばかり.
カーテンコールでも,緞前でもとにかくボッレが楽しそう.緞前では都ちゃんをこっそり後ろからリフトして驚かせる.
シムキンはテクニックもあるし,見せるダンサーだけど,体型がネオテニーでセクスィーさが無いのが残念.ボッレのゲイテイストたっぷりな嫌らしい体格があればもっと受けると思うのだけど.ま,あたくしが言っても説得力は無いけど.
なんだかんだ言って楽しめました.シムキンの親父が演出したらしい,映像も効果抜群でした.

2012年11月23日金曜日

桃さんのしあわせ☆☆☆☆☆

2012年11月23日 桃さんのしあわせ☆☆☆☆☆

新国からバスで東急本店前まで.Bunkamuraのル・シネマで「桃さんのしあわせ」を見ました.
香港の裕福な家庭のメイド桃さん.親子四代,60年に渉って仕えていた.家族の殆どはアメリカに移住し,今香港にいるのは映画プロデューサーのロジャー1人.ロジャーにとって桃さんは空気のような物,生まれたときから世話になっているから,居るのが当たり前.その桃さんが脳卒中で倒れた.
麻痺が残った桃さんは,家族として面倒を見るというロジャーを振り切って老人ホームに入るという.
あまり環境がよろしくない老人ホームながらも,それなりに人間関係を築いて慣れていく桃さん.暇さえあれば見舞いに訪れるロジャー.
ロジャーの家族もロジャーの父親が残した不動産を桃さんに残して好きに使えという.しかし,桃さんはあくまで一メイドとして振る舞う.そして桃さんの死.
ロジャーもロジャーの母親も,自分が入院したときには桃さんに散々世話になった.そして,今,年老いた桃さんのために尽くす.
桃さんあなたの幸せってなんだったの?でも,最後は幸せだったよね.滂沱.

トスカ☆☆☆☆

2012年11月23日 トスカ☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

トスカ・・・・・・・・・・・ノルマ・ファンティーニ
カヴァラドッシ・・・・・・・サイモン・オニール
スカルピア・・・・・・・・・センヒョン・コー
指揮・・・・・・・・・・・・沼尻竜典
演奏・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

いえ,レパートリー公演としてはかなり上等なパフォーマンスでした.主役3人は見事なイタリア声でしたし,演技も立派.東フィルもがんばってました.満点でも良いのですが,あたくしにとってトスカという作品が,それほど重要では無いと言うことでしょうか.
この演出は「ラ・ボエーム」と同じように,かなり完成度の高い,そして,レパートリー公演としてはとてもうまく出来たプロダクションだと思います.
書き割りだけど,遠近感を強調して豪華に見せた聖堂.スライディングステージで見せる豪華なテ・デウムの場面.スカルピアを殺害し,ロウソクを消した部屋に移るトスカの巨大な影,地面から飛び出すサンタンジェロ城.
初めて見るオペラとしてはこのプロダクションは最適だと思います.
ノルマ・ファンティーニは新国の開場公演「アイーダ」以来,頻繁に新国で歌ってますので,慣れたものでしょう.物凄い拍手でしたし,本当に嬉しそうでした.
スカルピアが鮮人だったのでホワイエにはたくさんの鮮人観客がいましたが,例のプラカードを出す無粋な奴はいませんでした.

2012年11月22日木曜日

イザイホーの欺瞞と疑問

1978年,沖縄久高島で,おそらく史上最後となる「イザイホー」が行われた.
イザイホーとは久高島で12年に一度行われる「島生まれの女が神職に就くための資格を得るためのイニシエーション」のような祭.
1990年に予定されていたイザイホー以降「資格を持った女性(島生まれの女性)がいないので休止」恐らく今後も行われないだろう.
ところが,この祭の消滅を危惧する一部ボランティアにより,その後も小規模な「イザイホーモドキ」は12年ごとに行われているらしい.
1978年のイザイホーは,「恐らく最後」と言うことで,様々な学者により記録されている.ネットでも動画がいくらでも見つかる.
「島生まれの女性」でなければ参加できない神秘の儀式「イザイホー」なのに,1978年の時,沐浴する女性たちは「Tシャツにスカートでプラスティックの洗面器を持って沐浴」イザイホーの儀式に使う水桶は「ポリバケツ」
ね,島生まれとか,神職とかどうでも良くね?ポリバケツがOKなら島生まれじゃ無くても,女じゃなくても良くね?
あたくしはこの儀式の荘厳さが好きだから,「舞踏劇」として上演するのも有りだと思う.
久高島出身の方,意見ありますか?

2012年11月19日月曜日

悪の教典☆☆☆

2012年11月19日 悪の教典☆☆☆

男子高校生の「男ってバカね」なところや徹頭徹尾にこやかに殺す「蓮実ん」の表情や,殺人シーンなどは楽しいのだけど,設定された高校生の知能が恐ろしく低いのよ.「なかよし学級?」と思ってしまう.
特に発情した高校生は,後先考えずに行動するのでイライラします.「手分けして助けを呼びに行こう」と言えば「あたしも行く」と足手まとい希望者が出てくるし,雌の名前を大声で呼んで居場所がばれてしまったり.せっかく逃げて警察を呼んだ坊やも,殺される気満々で戻って殺されるし,蓮実んがロープを登ってくる「最大の反撃のチャンス」はフリーズして動けないし.結局2人生き残るのだけど,怒りにまかせて証拠隠滅を計るし,もう,頭が悪いにもほどがある.
意味なく伊藤英明が脱ぐのは良いけど,決して誉められた体では無いし.
続編造る気満々みたいだけど,もう少しまともな高校生出せよ.な気分です.
長すぎます.あと30ふん切りましょう.

2012年11月17日土曜日

チキンとプラム あるバイオリン弾き,最後の夢☆☆☆☆☆

2012年11月17日 チキンとプラム あるバイオリン弾き,最後の夢☆☆☆☆☆

なんでそういうストーリーだと教えてくれなかった.公式サイトや批評家の感想では解らなかった.とにかく最後の10分で涙腺崩壊.でも凄くすっきり終わります.
冴えないバイオリニストのナセル・アリは妻ファランギースのヒステリーで愛用のバイオリンを壊される.替わりのバイオリンを手に入れようと奮闘しているとき,かつての知り合いと通りすがる.「イラーヌ?」「はい,どなたかしら?(棒読み)」「覚えていませんか?」「どなたかしら?(棒読み)」
その後彼は死を決意する.そして,自分の人生を回顧する.
修業時代,「名バイオリニスト」として名声を得た時代.愛のない結婚,うまく行かない仕事.
最後の十数分で明らかになるのは,実は修業時代,イラーヌと知り合い,結婚を決意するも,イラーヌの父親の反対で諦める.名声を得た時代の演奏はイラーヌへの愛の歌だった.イラーヌは親の勧める結婚をして子供が生まれ,成長し,孫まで生まれた.
一方,いい歳になってから,ナセル・アリは母親が勧めるが,ナセル自身は気の進まないファランギースと結婚し二児をもうける.実はファランギースは子供の頃からナセルに恋をしていた.
一方,ナセル・アリと擦れ違ったイラーヌは,通りを曲がると泣き崩れる「Naser ali,
Mon amour」イラーヌもこの恋を封印して生きてきたのであった.
ナセル・アリは亡くなり,こっそりと葬儀を見送るイラーヌ.暗転
チェコの名匠,イジー・メンツェルを思わせる作品です.
「アメリ」などで良い味出しているジャメル・ドゥブーズが,この作品でも良い味出してます.
監督自身の描いた漫画が原作と言うことで,映像も漫画チックで物凄くきれいです.今年一番の作品です.映画館へ急げ!!

2012年11月16日金曜日

マリインスキー劇場 ラ・バヤデール☆☆☆☆

2012年11月15日 マリインスキー劇場 ラ・バヤデール 於 文京シビックホール

ニキヤ・・・・・・・・・・ウリヤーナ・ロパートキナ
ソロル・・・・・・・・・・ダニーラ・コルスンツェフ
ガムザッティ・・・・・・・エカテリーナ・コンダウーロワ
ハイ・ブラーミン・・・・・ウラジーミル・ポノマリョフ
ゴールデンアイドル・・・・アレクセイ・ティモフェーエフ
指揮・・・・・・・・・・・アレクセイ・レプニコフ
演奏・・・・・・・・・・・マリインスキー劇場管弦楽団

さて,いよいよ開幕のマリインスキー劇場バレエ,主役6人のうち三人が産休,そしてオスモールキナが故障で,ヴィシニョーワもガラは出ない.まーー何と馬鹿にした話でしょ.ま,あたくしが買った日はキャスト変更にならないし,久しぶりにエフセーエワが来るから,良いとしよう.このキャストで高価なプログラムは売れまい,ということで,例外的にたったの1500円.
スペック通りだと,マリインスキー劇場や新国とサイズに違いは無いはずなのに,どのダンサーも舞台から飛び出しそうになる.あるいは等間隔が作れない.坂下りで後ろの人を蹴っ飛ばしたり.
オケは出トチリする.まだ本調子とはいかないようです.
とは言えロパートキナですから.まさに至宝ですね.
ヘビに咬まれるとき「ヒェ」っと声が出てしまったのは許しましょう.ロパートキナってこんなに足上がったっけ?
コンダウーロワはでかい.でも,華があるし,ガムザッティにはぴったり.ただし,ニキヤが出来るかな?ま,来週確認しましょう.
そういえば,寺院崩壊しないヴァーションを見るのは初めてか?今はロシアでも寺院は崩壊するのが当たり前だし.影は32人いたけど・・・・・どいつもゴツイ.
以降の公演に期待しましょう.
つーか,アントン呼べよ,ノーヴィコワ呼べよ.

2012年11月11日日曜日

希望の国☆☆

2012年11月10日 希望の国☆☆

園子温の最近の作品は結構見ているけど,

愛のむきだし・・・・・・・お父さん大好き,神様ごめんなさい
ちゃんと伝える・・・・・・お父さん大好き
冷たい熱帯魚・・・・・・・お父さん大好き,神様ごめんなさい
恋の罪・・・・・・・・・・お父さん大好き
ヒミズ・・・・・・・・・・お父さん大好き
な作品でしょ?で,これも
希望の国・・・・・・・・・お父さん大好き
な作品なのよ.後は神楽坂恵の「泣きべそ演技」
感想は「またかよ」
さらにこの映画の教訓は「無知は恐怖を生む」「DQNは脳みそより筋肉の反応が早い」「だからDQNは繁殖率が高い」
昨年の震災の後の「互助会」風のサイトに「援助求む」と書き込んだ被災地の女性が,ことごとく「シンママ,LLLサイズ,震災後すぐに父なし子妊娠」だったのがよく分かります.
で,このお父さんは,地震で原発が爆発すると,息子と嫁を逃がす.この息子がパパ大好き.嫁は放射脳発病.お父さんは土着民なので避難拒否.奥さんはアルツハイマー.
キャラクターのDQN程度がふらついているのが痛い.お父さんはアルツハイマーのことは理解しているのに,原発については理解できない.
放射脳の嫁は放射脳のくせに「完全防備」で義父さんに会いに行く.┐(´д`)┌ヤレヤレ
挿入されている音楽がマーラーっぽかったけど,やっぱりマーラーだった.
この監督さん,次から次へと「お父さん大好き映画」作っているけど,評判にはなってもあまり当たっていないような気がする.どこからそんな金が湧いてくるのか?
後,カメオ的に色々な役者さんが出てるけど,そんなに出たいかな?

アウトレイジビヨンド☆☆☆☆☆

2012年11月10日 アウトレイジビヨンド☆☆☆☆☆

どうせヒットするからと後回しにしていたら,結構上映回数が減っていて,近所の映画館では深夜ぐらいしかやってない.しかたがない,行きたくは無いが,近場の都内最貧地区のシネコンなら5回ぐらい回っているので,やむなく貧民街へ.
全作の記憶はあまりないのだけど,本作は,面白い面白い.本当に面白いぐらい人が殺されてゆく.高橋克典が,セリフが一つも無い殺し屋の役で格好良い!
まーどいつもこいつも悪い奴だから,死んでも別に構わないのだけど,「あーこういう殺し方があったのか」と感心することしきり.
でまあ,所詮極道なんてチンケなものと思わせるところが北野武の凄いところか.
面白いぐらい人が死ぬけど,警察側に殆ど被害者が出ないのが日本なのね.セルピコなんか警察内部の腐敗が一番ひどかったように描かれていたけど.
すっきりしたい人にお勧めです

2012年11月9日金曜日

科学博物館 チョコレート展

2012年11月9日 国立科学博物館 チョコレート展☆☆☆☆☆

入場券が板チョコ,図録もチョコレートなチョコレート展.
ドイツはケルンのライン川沿いにチョコレート博物館があります.ここは公共の博物館では無く,元々はStollwerck社というドイツのチョコレートメーカーが設立したプライベートの博物館です.今回の科博のチョコレート展より規模の大きい展示と,立派なショップがあります.しかし,展示が殆どドイツ語だったが残念なのですが.今は英語も整っているかも知れませんし,リンツの系列になっています.
ヨーロッパで飲まれるようになった背景,ヴァン・ホーテンがココアバターを絞ることにより固形化し,ネスレがミルクを加える手法を開発,リンツがコンチングを完成させ,今日のようなチョコレートを完成させてきたというチョコレートの歴史.森永,ロッテ、グリコ,明治,各メーカーの歴史など.
カカオ豆の「発酵」って「curing」だと思ってたのだけど,「fermentation」だったのですね.
金曜日の夜,科博は20時まで開いてます.今日は勤務時間の都合で休日だったので,夕方,16時頃行きましたが,ガキどもが帰った後で,子供がいないし,始まったばかりで評判も聞かないので,空いてました.じっくり見られました.この時間帯お勧めです.
こんなチョコレートも作れます.
このチョコレート「芥川製菓」謹製.ここのチョコレートってめったに市販されていないから珍しい.
ここの御曹司,学習院の馬術部でした.
ショップではクーベルチュールも売ってます.
日本館で開催されている「鳥類の多様性」展もとても面白い展示でした.

シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語☆☆☆☆☆

2012年11月9日 シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語☆☆☆☆☆

ま,ストーリーも無く,どちらかというとシルク・ドゥ・ソレイユのプロモーションビデオのような物ですが,Zedを8回みたあたくしです.
あたくしのようにシルク・ドゥ・ソレイユ好きにはたまらない作品です.
OとかKaなどの演目がちりばめられてます.
個人的にはシルク・ドゥ・ソレイユは夢の世界であって欲しいので,エルヴィスやビートルズの音楽が流れるのは好みません.
IMAXで見ましたが,久しぶりに3Dで見て良かった,と思いました.
それにしても,シルク・ドゥ・ソレイユの演目はどれもこれも美しい.

2012年11月3日土曜日

シルヴィア☆☆☆☆☆

2012年11月3日 シルヴィア☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス


エロス・・・・・・・・・・・八幡顕光
ダイアナ・・・・・・・・・・堀口 純
オライオン・・・・・・・・・マイレン・トレウバエフ
シルヴィア・・・・・・・・・米沢 唯
アミンタ・・・・・・・・・・菅野英男
ジルベルトとジョルジュ・・・
指揮・・・・・・・・・・・・ポール・マーフィー
演奏・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

キャスト表貰うの忘れたので,今日のヲカマたちがだれなのか解らないけど,ちょっと臭かったかしら?先週の二人組のほうが自然でらしかった.
さて,先週の公演を見て感激してすぐにチケット手配したら,二階席一列のど真ん中がとれました.売れてない!
結局二階席はガラガラでした.
一方でさすが二階席,音が良い.
で,今日は八幡くん,マイレンと演技達者が主演だから面白い.主役二人に花が乏しいのは少し残念だけど,八幡マイレンの二人が盛り上げる.
最後は本当にウルウル.今日も楽しめて感激できた公演でした.
このプロダクションは良く出来た作品です.ぜひレパートリーとして再演して欲しい物です.

2012年11月1日木曜日

屋根裏部屋のマリアたち☆☆☆☆

2012年11月1日 屋根裏部屋のマリアたち☆☆☆☆

Bunkamuraのル・シネマで上映中に見に行こうと思ったら,あっという間に終映.先日フォロワーさんに「ギンレイホールで上映中」と聞いて見に行きました.
さすが東京の中心部は違う.朝から「本日お立ち見」東京には「映画を見る文化」が残っているので,いつ行っても結構混んでいることが多いのですが,シネコンが多くなってきたので,立ち見と言うことはありませんでした.今日は映画の日と言うこともあって,一番映画を見ていた世代が多くいました.
で,内容ですが.アメリカ映画のHelpを彷彿とさせます.パリの証券会社を経営する資産家ジャンールイ,奥さんは慈善パーティーだのブリッジだのオートクチュールの仮縫いだので「忙しい」で,スペイン人のメイドを雇う.
自分が所有するアパルトマンの6階にはそのメイドたちが住む.
ジャンールイはメイドたちに優しく接して,時に協力もする.そこまでは良いの.
ところが後半になると,メイドのマリアにうつつを抜かすジャンールイと以前にも勤務先の親父と出来て「未婚の母」になったマリアの安っぽいお話になってしまうのがちょっと残念.
楽しい映画だから見て損はしないけど,「え?こんな話しだったの?」と言う感じかしら?