2013年12月19日 ゼロ・グラビティ☆☆
SF映画だと思って観たらダメです.SF映画だと思って観たのでがっかりでした.
ハリウッド製ゴジラが「おフランスの核実験が原因」なように,人工衛星で事故が起きるのは「ロシアが衛星をジャンクした」から.
まず,主人公のライアン(男名前の女),宇宙飛行士としての訓練はメンタルも含めてされているはずなのに,徹頭徹尾パニック起こしまくり.理性より感情を優先,自ら災いを引き込む疫病神,結果として廻りに迷惑をかけるタイプ.
こういう女を見ていると,「飛行機が不時着したり山で遭難したら,救助を待つ前に,まずパニックを起こす女を始末するのが最優先」と思ってしまいます.
宇宙に放り投げ出され,同僚が自らの命を犠牲にしてまで助けようとするのに,その同僚を捕まえようとする,国際宇宙ステーションに逃げ込めば,火災を放置して結局爆発する始末.混信したアジア系言語に「聴いてるの?」とヒステリー.あのー世の中のかなりの人は英語がわからないのですが.
CG的にはとても良く出来てます.ひっくり返ったり,上下移動しても,髪の毛一つ重力に従うシーンはありません.でもね,サイエンスの部分で「酸素濃度1%」で行動するとか.通常酸素濃度10%切ったら即昏倒です.特に,息苦しさは血中CO2濃度が上がったときに起こることで,生物に「酸欠センサー」はありません.
絶望して「酸素を遮断して自殺」しようとするけど,苦しくて暴れると思います.そんなことより,窓を破って室内を真空にすれば,ほぼ即死出来るはず.
まーとにかく終始パニック起こしまくりでイライラする作品です.
スピルバーグの映画に耐えられる無神経さがあれば,楽しめると思います.
あたくしはスピルバーグの映画が大嫌いなので楽しめないでイライラしてました.
0 件のコメント:
コメントを投稿