2013年12月8日日曜日

ロマンティックバレエの世界☆☆☆☆☆

2013年12月8日 ロマンティックバレエの世界☆☆☆☆☆ 於 ニューオータニ美術館

大倉集古館は知ってたけど,ニューオータニにも美術館があったのね.で,兵庫県立芸術文化センターの薄井憲二バレエ・コレクション中心の展示です.
イタリアで生まれ,フランスで育ち,ロシアで花開いたバレエ,ロマンティック・バレエと言われる作品は多数あるものの,ロシアに疎開した「ジゼル」とデンマークにクローンが残った「ラ・シルフィード」以外は廃れてしまい,フランスもイギリスもバレエはキャバクラと化し,練習場はダンサーの品定めの場となり,劇場のボックスシートはダンサーとパトロンが契約をする場となった.当時はノーテーションが無かったので,ほんの数年上演が途絶えると,作品そのものが消えてしまうことも多々あった.比較的保存状態の良買ったロシアでも,グラン・パばかり踊られていたパキータはグラン・パ以外の部分が失われ,上演のたびに改訂が加わった海賊は,オリジナルの形すら解らない作品になり,かかわった作曲家だけで10名を越える.
そして,バレエ・リュスがパリに「ジゼル」を凱旋させ,人々はかつてジゼルという作品がパリで誕生したことを知った.
ロマンティックバレエの最初の作品は「悪魔ロベール」の「破戒尼僧の踊り」だという.マイヤーベアの作品は現在ほとんど上演されないが,現在の「破戒尼僧の踊り」はゾンビ感が強くて,見ていて気持ちいい物で無いことが多い.
その後ジゼルやラ・シルと言った「白いバレエ」が多数作られた.
その時代ポアント技法を完成させ,花形だったマリー・タリオーニとファニー・エルスラーを中心に展示されています.バレエのお好きな方はぜひ一度足を運んでみては?
その後はオーバカナルへ.
 目の前の清水谷公園は紅葉がきれい.

その後はお散歩



山王坂下の住宅地,昔,35年ほど前,ここに魚屋さんがあって,自家製の干物を吊していたような.当時からビルの谷間でした .


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