2016年7月24日 トランボ ハリウッドに最も嫌われた男☆☆☆☆
1950年代といえば「赤狩り」の時代.その時代に「共産主義」を貫いて,投獄されるわ嫌がらせされるわ,仕事干されるわのドルトン・トランボ.
あたくしにとっては「腐りかけのフェリーニ映画」と評された「ジョニーは戦場に行った」の監督で,「赤狩り」で投獄された人ぐらいの認識だった.
はっきり言えるのは,この人は「脚本家」として天才的に凄い人だったこと.芸術作品から「お姉ちゃんがズッコンバッコンすれば良い」ようなB級以下の作品まで,ありとあらゆる作品を量産出来た人.
だから赤狩りで仕事が無くても偽名でいくらでも稼げた.おまけにオスカーも2つ取れた.
でもね.こいつら「赤」の発想が殆んど現代の「SIELDs」並にお馬鹿なの.とてもじゃないが共感できない.転んだエリア・カザンを褒め称えたいぐらい.
で,「そのようなトランボも最後は名誉回復できました」なんだけど,
登場人物が多い上に「実在の人物の過去の映像」と「現代の俳優が演じる過去のスターの映像」が入り乱れるので「この人誰だっけ?」が結構あります.
エンドクレジットにかつてのハリウッド・スター(あたくし世代にはど真ん中)の当時の写真が大量に出てきます.親父,ババアにはたまらないと思います,
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