2018年10月10日水曜日

被せないで

昨今,日本国内の公共交通は「日本語・英語(場合によっては中国語と朝鮮語)のアナウンスをします.行先表示も同じようです.
一部の電車車掌さんやバス運転手さんは,日本語のアナウンスが終わって英語のアナウンスが始まると,自分の声を被せる時がある.「本日は御乗車ありがとうございました.間もなく終点××空港国際線ターミナルです」
ヲイヲイ
大部分の外国人観光客にとって唯一の情報が英語アナウンスなんだよ.その大事なアナウンスをなんで日本語で邪魔をする?
あたくしもヘルシンキやウィーンでこれをやられたことがあるけど,ものすごく不安になるの.あと親切のつもりだとは思うけど,自動アナウンスの後に現地の言葉でアナウンスをされると「何かあったのか?事故?スト?」となってしまう.もちろん北欧のようにそのアナウンスも英語でやってくれるところもあるが,これは本当に安心する.

同じように行先表示も「日本語・英語・中国語・朝鮮語」で表記することがあるけど,一時期の京成線や京浜急行は「この電車どこ行き?」なことがあったけど,最近は必ず日本語かローマ字が併記されるようになった.4ヶ国語表記って日本人にとって情報量が1/4になるってことなのよ.
ローマのFCOが「イタリア語・英語・ロシア語・中国語」なの.日本人はロシア語は読めない,中国語も外国の地名はわからない.人によってはイタリア語もわからない.恐ろしく情報量が減るのよ.そんなところで英語アナウンスに日本語被せられたら,旅行者には結構ストレスフルだと思うの.
小さな親切大きなお世話
英語や各国語のアナウンスに日本語をかぶせるのはやめましょう.
空港から(空港へ)の高速バス(除くエアポートリムジン)に多いような気がする.

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