2018年10月13日 魔笛☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス
バックステージツアー込
タミーノ・・・・・・・・スティーヴ・ダヴィリスム
パミーナ・・・・・・・・林 正子
パパゲーノ・・・・・・・アンドレ・シュエン
パパゲーナ・・・・・・・九嶋香奈枝
ザラストロ・・・・・・・サヴァ・ヴェミッチ
夜の女王・・・・・・・・安井陽子
欧州各地で上演され,鳴り物入りで上演されたウイリアム・ケントリッジ演出の新制作魔笛.
とても良くできたプロダクション.特に,一面だけの舞台を,様々なプロジェクションに寄って奥行きを出したり,間口が変化するような効果をもたせたり.
思い切り楽しめなかったのは,単に魔笛といえどあたくしが馴染めないモーツアルト作品であるだけ.
夜の女王も3点Fを決めてたし.難を言えばザラストロとパパゲーノがイケメソすぎること.
今日の公演から「英語字幕」が付きましたが,LR席の前で,中央でも見にくい.
舞台辺の2つのプロンプターボックスのようなものはプロジェクターで,今回の上演ではプロンプターボックスは無いそうです.
このプロダクションが各地でもてはやされているのは,書き割だけの簡単なセットとプロジャクターだけでものすごくクリエイティヴな舞台を作れることだと思うし,同じ発想でスペクタクル大作を手軽に作ることもできるのではないかと思いました.
バックステージでは
- 今回の装置は盆のある奥舞台に乗っていること
- マエストロの指示で,ピットを浅くしていること.175cm
- エクサンプロヴァンス音楽祭のプロダクションを買い取ったもの
- ジョナサン・ミラーは,別々に制作された「薔薇の騎士」と「ファルスタッフ」を4面舞台に振り分け,同時上演が可能なように演出案を作った.
- 新国搬入口の高さは11m,ゼフィレッリの柱はそれを考えて10m80で作られている.
- フォルテピアノ(原曲にあったかな?)に近い音が出るシンメルのアップライトピアノを使っている
- ジュ・ド・タンブル(鍵盤式グロッケンシュピール)を使っていることを強調していたけど,トゥーランガリラ交響曲にも使われているし,特に威張らなくても・・・
- 英語字幕の場所は未だテスト中なので決定ではない.
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