2020年3月26日木曜日

三島由紀夫Vs東大全共闘 50年目の真実☆☆☆☆

2020年3月25日 三島由紀夫Vs東大全共闘 50年目の真実☆☆☆☆

イデオロギーがどうのこうのより,三島由紀夫が格好いいと聞いて見に行きました.
この時代,「プラハの春」や「5月革命」と,世界的に「革命的」なことが多かった.で,復活した休眠ブランドの代表格である「Balenciaga」が閉店したのも1968年.
全共闘世代の闘争は,結局は「こじれた中二病」でしかない.
その全共闘との討論に,上から目線でもなく,それなりに敬意を持って,更に「大人として子供を諭すように」発言する三島のなんと格好いいことか.
学生たちの議論は,ほとんど禅問答で「日本語として意味わからない」
で,この中で東大除籍になった,当時「全共闘一の論客」と言われた芥正彦は,未だに拗らせている.こういうのを見ると
「年寄りは,死んでください,国のため」
と言いたくなります.
で,全共闘は革命の目的が「反米愛国者」,三島が嫌ったのも「戦後,米国万歳に転向した右翼」.結局敵対する相手は一緒.
あさま山荘事件を契機に「中二病の同志討ち」と言うことで学生さんの運動は支持を失う.
このフィルムは,丁BSと新潮社が独占して取材したので,朝鮮系放送局の丁BSが映画にできましたが,ナレーターを東出昌大にしてしまったのが今となっては・・・・・・.

余談ですが,三島の遺族は「三島由紀夫はゲイ」という事実を徹底的に弾圧しました(桑原,桑原).その手の映画や出版物は「著作権」を楯に異常なまでにムキになって裁判をしました.(つーことは,事実ってこと?)このドキュメンタリーが普通に作られたのは「その辺に触れていない」からでしょう.
全共闘の美形が三島から「楯の会に入らないか?」と誘われたというのはありましたが.ヲホホホ.

2020年3月21日土曜日

一度死んでみた☆☆☆☆☆

2020年3月20日 一度死んでみた☆☆☆☆☆

反抗期をこじらせた娘と,その父親で製薬会社の社長.自動ドアも開かないほど存在感のない社長秘書.
監督はCM中心に活躍している人.だから,堤真一とリリー・フランキーが「トントントントン」などと笑わせる.
日本映画の予告編って必ず涙のシーンが入るけど,この映画嘘泣きのシーンは延々と流れるけど,リヤルな涙はわずかです.
伏線色々あるけど,きれいに回収されているし,何しろカメオ的に豪華スターが盛りだくさん.
警備員が城田優,薬品会社社員に志尊淳,キャバレーのボーイが佐藤健.みんなワンシーンぐらいしか出ません.
で,徹頭徹尾おバカ映画です.楽しい楽しい.
吉沢亮,美しいだけの人かと思ったけど,演技上手いです.

2020年3月19日木曜日

トイレットペーパー騒ぎ

コロナウイルス騒ぎで,あらゆるデマが流れましたが,同時に,芸能人のリテラシーの無さに唖然としました.
ま,芸能人なんて,現役か元がついても,所詮ヤンキーですからね.知識も無ければ常識もない.

で,トイレットペーパーが無くなるのは,躍らされることも,何となくは理解できますし,薬局に走った人もほとんどが「デマだと思うけど,一応」の人が多かった.

問題はその後です.まず,民度の高い地域は「ほとんど買占めがなかった」
民度が中程度のところは「トイレットペーパーが消えたが,直ぐに回復した」
そして,民度の低い地域は「未だに買い占める人がいる」ことに気が付きました.

残念ながらあたくしは,都内最貧地区に近いところに住んでいるので,近隣のスーパーや薬局には,今でも全くトイレットペーパーが見当たりません.
勤務地近くは比較的早い時期に出回るようになりました.
渋谷(といっても田舎者集団があふれる駅前ではなく「高級住宅地近く」の代々木公園近くですが)トイレットペーパーがお店から消えることはなかったということです.
で,トイレットペーパーデマの対策は「家庭内の備蓄量を増やす」ことだそうです.
焦らずに,商品が通常通り流通し始めたら,1ヶ月分を目安に備蓄するのが大事だそうです.

で,民度の調べ方は「自転車に乗る子供がヘルメットをかぶっている比率」と「煙草のポイ捨て量」で.両者は反比例します.

2020年3月14日土曜日

ジョン・F・ドノヴァンの死と生☆☆

ジョン・F・ドノヴァンの死と生☆☆

 予告編は面白そうだったのに,本編はどうも面白くないと思ったら,あの「たかが世界の終わり」の監督なのね.
2006年,人気俳優ジョン・F・ドノヴァンが死んだ.彼と文通していた少年がいた.10年後その内容を公開した.
ってだけ.ドノヴァンも,文通相手のルパートも親子関係がギクシャクしているところが「たかが世界の終わり」との共通点かしら?

2020年3月12日木曜日

ジュディ 虹の彼方に☆☆☆☆

2020年3月11日 ジュディ 虹の彼方に☆☆☆☆

舞台劇の映画化のせいなのか,とても感動的なストーリーなのに,ジュディマンセイの嘘臭い部分も.
そりゃ十代の頃から覚醒剤飲まされて深夜まで撮影,眠らせるために睡眠薬,太りやすいからものすごい食事制限,と今の時代なら考えられないような青春時代を送ったのだから,まともな人間に育つわけ無いのはわかるけど,普通はどこかで「これではいけない」と目を覚ますはず.
ところがジュディ・ガーランドはそのまま大人になり子供までもうける.
で,異常なまでに母性と親権争いを描くのだけど,こんなジャンキー女が子供に愛情を持つか?が感想.
レネー・ゼルウィガーは「ド素人のお遊戯」とまで貶された「シカゴ」の時とは打って変って,歌も踊りも素晴らしい.演技も申し分ない.アカデミー女優賞は納得できる演技でした.
ドタキャン,ジャンキーでアメリカでは仕事ができなくなり,まだまだ稼げるロンドンでショーに出るが,ドタキャン,遅刻の常習. ついに出禁に.
その半年後にODで昇天.
あなたの人生ってなんだったの?しかも,このキチガイ体質,娘のライザ・ミネリにも遺伝したのよね.
見る価値は十分にある映画です.感動もできます.

2020年3月10日火曜日

架空OL日記☆☆

2020年3月9日 架空OL日記☆☆

そこそこ面白いし,何となく「言いたいこと分かる」んだけど,身近に高卒一般職系OLがいないので,いまいち実感が湧かない.
「事実より標的が欲しい」とか,「女に理屈は要らない」とか「女が必要とするのは「解決」ではなくて「共感」みたいなエピソードばかりなので,「あたくしは「底辺女の友人にはなれない」ことを実感しました.
「エンジンコピペ」にイライラする人は見ないほうが良いかも.
個々のエピソードは面白いのだけど.

2020年3月6日金曜日

Fukushima 50☆☆☆☆☆

2020年3月6日 Fukushima 50☆☆☆☆☆
 心の底から言える!
「この映画は作られなくてはならない作品」だし,「見なければならない作品」です.
なんだかんだ言われたけど,東日本大震災の時の福島原発事故,現場の担当者は死をも覚悟して必死に対応していた.
その時に余計なチャチャを入れたのは,現場を知らない東電の経営陣と,日本一頭の悪い総理大臣「菅直人」 とその内閣.
歴史に残る馬鹿さ加減をサラしているところを見ると,監督さんよほど,民主党政権に怨みを持つんでしょうね.具体的に「バ菅直人」と名前は出ませんが,混乱する現場に押しかけたり,トンチンカンなことを言ったり徹底的にコケにされます.当たり前だ!
テレビ会議の時,熱く持論を語る菅直人の前で(見えないように)尻捲るシーンは本当にあったのかしら?
水蒸気爆発も,実際の映像は見たけれど,死者が出てもおかし
いよいよという時,所長は,協力会社社員と若い社員を待避させ,ベテランだけで対処使用とする.自衛隊まで待避させようとすると,
「民間が闘っている時に自衛隊が避難するわけにはいきません.我々の任務は「国民を守ること」なんです」涙々.日本語と違い,訛らない英語で米軍の将校を演じたダニエル・カールの「operation Tomodachi」にも涙.
日本映画独特の「浪花節」なお涙シーンもありますし,臭い演技も多いけど,感動できます.
エンドクレジットの演奏は五嶋龍くんです.
あ,この監督さん,あたくしが感激した「空母いぶき」の監督さんなのね.
追記
やはりこの映画パヨクと鮮人には評判悪いわね.
パヨパヨチ〜ン