2020年3月25日 三島由紀夫Vs東大全共闘 50年目の真実☆☆☆☆
イデオロギーがどうのこうのより,三島由紀夫が格好いいと聞いて見に行きました.
この時代,「プラハの春」や「5月革命」と,世界的に「革命的」なことが多かった.で,復活した休眠ブランドの代表格である「Balenciaga」が閉店したのも1968年.
全共闘世代の闘争は,結局は「こじれた中二病」でしかない.
その全共闘との討論に,上から目線でもなく,それなりに敬意を持って,更に「大人として子供を諭すように」発言する三島のなんと格好いいことか.
学生たちの議論は,ほとんど禅問答で「日本語として意味わからない」
で,この中で東大除籍になった,当時「全共闘一の論客」と言われた芥正彦は,未だに拗らせている.こういうのを見ると
「年寄りは,死んでください,国のため」
と言いたくなります.で,全共闘は革命の目的が「反米愛国者」,三島が嫌ったのも「戦後,米国万歳に転向した右翼」.結局敵対する相手は一緒.
あさま山荘事件を契機に「中二病の同志討ち」と言うことで学生さんの運動は支持を失う.
このフィルムは,丁BSと新潮社が独占して取材したので,朝鮮系放送局の丁BSが映画にできましたが,ナレーターを東出昌大にしてしまったのが今となっては・・・・・・.
余談ですが,三島の遺族は「三島由紀夫はゲイ」という事実を徹底的に弾圧しました(桑原,桑原).その手の映画や出版物は「著作権」を楯に異常なまでにムキになって裁判をしました.(つーことは,事実ってこと?)このドキュメンタリーが普通に作られたのは「その辺に触れていない」からでしょう.
全共闘の美形が三島から「楯の会に入らないか?」と誘われたというのはありましたが.ヲホホホ.
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