2007年6月9日土曜日

コクーン歌舞伎三人吉三☆☆☆☆☆


シアターコクーンの1階桟敷はこのように座布団席になってました.
2007年6月9日コクーン歌舞伎 三人吉三 於 シアターコクーン☆☆☆☆☆
和尚吉三・・・・・・・・・・・・・中村勘三郎
お坊吉三・・・・・・・・・・・・・中村橋之助
お嬢吉三・・・・・・・・・・・・・中村福助
いやーーーーーーー,大須歌舞伎並みの面白さ.まず,幕開けの犬が凄かった.
あたくし,邦楽は,文楽や語り物は好きだけど,歌舞伎はそんなに好きではなかったのだけど,あまりの面白さにびっくり.
この面白さはひとえに,演出の串田和美の見事な演出の賜物.映画や舞台の「上海バンスキング」なんて大好きだし.あ,深作欣二 の駄作じゃ無いですよ.深作欣二・・・才能ありませんよ.
歌舞伎もオペラも「娯楽」と「芸術」二つの要素があるけど,国立劇場,新国立劇場が「芸術」なのに対して「大須」や「コクーン」は「娯楽」です.
シアターコクーンに入ると,土産物屋が並び,ビュッフェは弁当屋に変わっていて「お座席でお召し上がり下さい」だから休憩時間も短い.

シアターコクーンでいただいたお弁当.おいしゅうございました.
相変わらず筋書きは「ありえねーーーー」けど.黙阿弥の七五調のセリフは「こいつは春から演技が良いわい」とか聞いたことがあるものばかり.
お嬢の福助が赤姫姿で髪振り乱し,ドスのきいた声で大立ち回りとか,最後の雪のシーンとか,とにかく面白いの一言.
勘太郎,七之助兄弟の近親相姦もありえないけど,勘太郎は・・・・怪しいわね.
役者が客席を好き放題歩き回ったり,大須もそうだけど「昔の歌舞伎はこうであったのかしら?な舞台が素晴らしい.
とにかく必見の舞台でした.
当日券の立ち見ならまだチケットがありそうなので,チケットが買えなかった方もとにかく一度はシアターコクーンへ.
こんな面白い舞台,滅多にないですよ.

定式幕は中村座?

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