魚の本二種（DQNから「鯨は魚ではありません」とコメントが付くに150フォリント）

奇しくも全く違う内容の本なのに，同じような話が．
「これから食えなくなる魚」は「身の丈にあった魚を食いましょう」ということ．
そもそも可処分所得の低いニートやDQNが，回転寿司で大トロ食おうなんていうのが身の程知らずで，魚資源の枯渇を招く．
日本近海は「魚種交代」はあるものの，親潮の弱い今なら，カタクチイワシとサンマ，カツオを食べていれば，必要な魚は食用どころか魚粉を作っても余るぐらい．「高く売れる魚」より「たくさん採れる魚」を食べれば，食糧問題も解決！
汚染の激しい地中海で畜養されたマグロを有り難がって食う神経が分からない．と
1988年には450万トン採れたマイワシも，今は3万トン以下の漁獲高．
だからマイワシ，マサバは諦めて，サンマとカツオを食べましょう！
で，鯨にも言及しています．
「海のゴキブリ，ミンククジラ」
で，グリーンピースジャパン事務局長，星川淳が出てくると「鯨を食うな！」になるかと思いきや，いたって冷静．
つーかあたくしもグリーンピースのサイトを見て「グリーンピースが反対しているのは商業捕鯨，日本の調査捕鯨は実質商業捕鯨」というのを見て納得したことがあります．
あたくしは鯨で育ったので鯨を食いたいです．
で，ミンククジラがゴキブリ見たく増えているのは知ってます．でもね，日本の捕鯨は「海のゴキブリ，ミンククジラ」をはるかに超える数がいて，「むしろ無尽蔵に近い」マッコウクジラをほとんど獲らないのよ．おそらく，

• 歯クジラは脂肪がパラフィンなので臭くて不味い
• 食物連鎖の頂点という意味でヒゲクジラとは違うので，肉に含まれる水銀やPCBが多くて，食用に販売できない

から．つまり「商業的価値のないマッコウクジラは捕獲しない調査捕鯨」なの．
これは以前から突っ込まれていたのよ．
一方で，グリーンピース自体は捕鯨に対して比較的冷静な対応をしているのに，一部のキチガイグループが過激な対応をしていて，全部グリーンピースのせいにされ，むしろ迷惑している．
捕鯨に賛成反対どちらの立場も裏に黒い物が見える，ということ．
ま，でもあたくしは「東京生まれなのに30才で屋久島に移住した人間」を信用するほどお人好しではありませんが．
前者の本には，日本の漁船は未だに3K，ノルウェイの漁船はホテル並みの設備で若者を取り込んでいる，と．後者の本には，日本の捕鯨船は火事は出す，死者は出るで安全に問題有りと．
3K業種の皆さん，後継者不足に文句言う前に少しは自分で考えなさいよ．
結局DQN職場って先輩たちからしてDQNなのかしら？
さて，通販で鯨肉でも買おうかしら．