2008年8月17日 コレラの時代の愛☆☆☆☆☆
今年に入ってやっと見応えのある映画に出会った.デモドリーヌと見に行きました.愛する女性を50年以上待ち続けるストーカーのような話ながら,ガルシア-マルケスの原作だけあって,実に素晴らしい内容になってます.
電報配達人フロレンティーノは,配達先で目にしたフェルミーナに一目惚れ.ラブレターを送り続け,愛が実ったかのように見えるが,彼女の親に引き裂かれる.その後彼女は医者と結婚し、平穏な家庭を築く.
フロレンティーノは失恋の痛手を癒すために次から次へと女と関係を持つ.その数600余人.
50数年後,フェルミーナの夫が死んだ葬式の日,フェルミーナに再度愛を告白し「失せろ!」と怒鳴られる.しかし,再度ラブレター攻撃.フェルミーナも「最良の夫だったけど最愛かどうかは解らない」そして二人で船旅に出る.老いた二人は残りの人生を供に過ごそうと誓う.船の船長(フロレンティーノの会社の船)に「乗客と荷物無視して帰れるか?」と聞くと「船内にコレラが出た場合は可能です」
そして,二人を乗せた船は「疫病」マークの旗を立て,ゆっくりと河を下る.
素晴らしい愛の物語です.尺も長いけど,全く気になりません.
お近くの映画館で上映する事があれば,絶対見たほうが良いです.
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